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最終個人タイムトライアルの朝を、フルームは総合4位で迎えた。大会初日に落車で約1分を、4日目に集団落車による分断で約50秒を失って以来、常に「ノーミス」で走ってきたチームメートのゲラント・トーマスの2番手に甘んじてきた。ピレネー2日目の65km短距離ステージでは、プリモシュ・ログリッチェの攻撃に耐えきれず総合3位に転落。さらに前夜のピレネー最終決戦でも、やはりログリッチェの特攻にしてやられた。わずか13秒差ながら、スロベニアの元スキー選手に総合表彰台から弾き飛ばされて……。
「グランツールがそうであるように、このツールもまるでジェットコースターのようにアップダウンがあった。昨日はまるで、僕はなにかに必死にしがみついているような状態だった」(フルーム、公式記者会見より)
辛い思いを拭い去り、王者としての誇りを取り戻すために、フルームは猛スピードで出走台を飛び出した。2つの中間計測地点ではトップタイムを大幅に塗り替えた。おかげで13km地点の計測で、早くもログリッチェから総合3位の座を取り戻した。アンクティル、メルクス、イノー、インドゥラインに続く史上5人目のツール総合5勝も、メルクスに続く史上2人目のグランツール4大会連続制覇も、33歳のチャンピオンは達成することは出来なかった。それでもグランツール全体では11度目の総合表彰台乗りを確定した。これは現役ではヴィンチェンツォ・ニバリの10回を超える単独首位の記録で、歴史上でも単独5番目の快挙である。
さらにはチームメートのクヴィアトの記録を36秒上回って、暫定ステージ首位に立った。
「今日は脚が良く動いて本当に嬉しかった。まあ、それでも、望んでいたよりは、ほんの数秒足りなかったけど……(笑)」(フルーム、公式記者会見より)
なにしろ約2分後にフィニッシュラインに滑り込んできたデュムランが、わずか1.73秒差でトップの座を奪い去ってしまったのだ!
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