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最終峠ラ・ロジエールの、全長17.6Kmの山道に突入すると、先頭集団はバルギルを含む4人に絞り込まれた。しかし後方から総合ビッグネームたちが次々と飛び出してきていたし、なにより本人に先を行く体力が残っていなかった。フィニッシュ手前9Km、勾配のひときわきついゾーンで逃げの友ミケル・ニエベが単独でアタックを打つと、バルギルはずるずると後退して行った。
「序盤の5人の逃げで、体力を無駄に浪費してしまったのかもしれない。アシストが周りを固めてくれたおかげで非常に心強かったし、彼らの仕事には心から感謝している。でも仕事を完成させるためのパワーが、僕にはほんの少し足りなかったんだ。それにしてもクレイジーな1日だった」(バルギル、TVインタビューより)
間違いなくクレイジーな1日だった。それはステージ中盤の超級プレ峠で勃発した。そこまではチームスカイが、巨大なエスケープの後方で、堅実な隊列を走らせていた。
ところが突如、モビスターが主導権を奪い取る。マイヨ・ジョーヌ姿のグレッグ・ヴァンアーヴェルマートや、満身創痍のリゴベルト・ウランを後方に振り落としつつ、とてつもない高速牽引に乗り出した。ついにはアレハンドロ・バルベルデを前方へと発射させた。逃げに滑り込んでいたマルク・ソレールは足を止め、トリオリーダーの1人が合流してくるのを待った。
「脚の調子は本当に悪くはなかった。僕らチームは、切るべきカードを切った。予定通りに計画を遂行した。みんなで全力を尽くした。これこそが、僕にとっては、最も大切なこと」(バルベルデ、チーム公式リリースより)
前区間終了時点で3分10秒差の総合3位につけていたバルベルデは、ライバル集団に一時は1分半近いタイム差をつける。10年前に2日間だけマイヨ・ジョーヌを着た経験を持つ38歳は、この日は暫定マイヨ・ジョーヌにも立った。
続く2級ロズラン峠の下りでは、トム・デュムランがアタックを打つ番だった。昨年のジロ総合覇者は、やはり前方でリーダーを待っていたソーレン・クラークアンデルセンと共に、最大速度93.5Kmという超高速ダウンヒルを繰り出した。
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