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サイクル ロードレース コラム 2018年7月14日

【ツール・ド・フランス2018 第7ステージ結果速報】長い長い移動ステージを制したのはフルーネウェーヘン、GVAはボーナスタイム3秒獲得

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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圧倒的強さを見せたディラン・フルーネウェーヘン

圧倒的強さを見せたディラン・フルーネウェーヘン

フジェールを出発しシャルトルへと向かう今大会最長213kmの移動ステージ。連日の中級山岳コースの疲れが残るのか、ファーストアタックを吸収したあとプロトンは膠着状態に陥った。トーマス・デハント(ワンティ・グループゴペール)が単騎で13kmほど先行、吸収の際にカウンターでアルテュール・ヴィショ(グルパマ・エフデジ)、イヴ・ランパルト(クイックステップフロアーズ)、トニー・ガロパン、オリバー・ナーセン(共にアージェードゥゼール・ラ・モンディアル)、ルーカス・ポストルベルガ―(ボーラ・ハンスグローエ)、ミヒャエル・ゴグル(トレック・セガフレード)、トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)、エドワード・トゥーンス(チームサンウェブ)、サイモン・ゲランス(BMCレーシングチーム)、ジュリアン・ヴェルモト(チーム ディメンションデータ)という強力な10選手での先頭グループが形成されたが、それも12km程度でメイン集団は飲み込んだ。

スタートから35km経過したところでヨアン・オフレド(ワンティ・グループゴペール)が1人抜け出し唯一の山岳ポイントを獲得、最大9分程度のタイム差で108kmほど先行したものの横風分断作戦で加速したメイン集団があっさり吸収。次に飛び出したのはローラン・ピション(チーム フォルテュネオ・サムシック)、中間スプリントポイントを先頭通過しフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ)が続いた。

残り距離38kmでこの日の敢闘賞ピション吸収すると、集団スプリントに向けたチーム間の水面下での争いが火花を散らす。ロット・ソウダル、BMCレーシングチーム、アスタナ プロチーム、アージェードゥゼール・ラ・モンディアルらが集団前方縦一列で隊列を組み、徐々に速度を上げていく。ボーナスタイムポイントでは誰もが脚を温存し、争わずにマイヨ・ジョーヌ着用のグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム)が3秒のボーナスタイムを獲得した。

時速55km/hの速度でシャルトルの街中に入り、左へ曲がり大きなロータリーをやり過ごすと集団は30人程度まで絞られた。その中で人数を確保しているチーム スカイやチーム ディメンションデータ、ボーラ・ハンスグローエ、チーム ロットNL・ユンボが牽引、最後の右カーブを曲がるとラスト1.8kmはコフィディス、ソリュシオンクレディ先頭、フラムルージュをチーム ディメンションデータが一番に駆け抜けるとラモン・シンケルダム(グルパマ・エフデジ)の背後からクイックステップフロアーズアシスト陣のリードアウトからガビリアがインコーナーでスプリントを開始、背後にはサガンがはりついている。クリストフが外側から加速するとさらに大外からディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ)が一気に先頭におどり出ると余裕を持ってフィニッシュ、昨年のシャンゼリゼに次ぐツール通算2勝目を飾った。

「ツールが始まってしばらくは調子がよくなかったけど、第4ステージからよくなってきた、クリストフをマークして残り200mでスプリントした、明日も勝利を狙っていきたい」(フルーネウェーヘン勝利後インタビュー)

「ボーナスタイムポイントを獲れてよかった、マイヨ・ジョーヌをキープできたのでよい1日になった、石畳ステージの後もキープできるよう頑張りたい」(ヴァンアーヴェルマートレース後インタビュー)

第7ステージ結果

1 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)in 05h 43'42''
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)at 00'00''
3 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'00''
4 アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ/フランス)at 00'00''
5 クリストフ・ラポルテ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00'00''
6 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'00''
7 ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット/南アフリカ)at 00'00''
8 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
9 アンドレア・パスクアロン(ワンティ・グループゴペール/イタリア)at 00'00''
10 マーク・カヴェンディッシュ(チーム ディメンションデータ/イギリス)at 00'00''

個人総合順位

1 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)in 28h 19'25''
2 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'06''
3 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシングチーム/アメリカ)at 00'08''
4 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)at 00'09''
5 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'15''
6 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)at 00'21''
7 リゴベルト・ウラン(チームEFドラパック・p/bキャノンデール/コロンビア)at 00'48''
8 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'54''
9 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 00'55''
10 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 00'56''
・・・
11 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)at 00'56''
12 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'58''
13 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 01'05''
14 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 01'05''
16 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 01'11''
17 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)at 01'20''
18 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/アメリカ)at 01'21''
19 トム・デュムラン(チームサンウェブ/オランダ)at 01'26''
21 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 01'30''
23 ロメン・バルデ(AG2R/フランス)at 01'48''
25 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)at 02'05''
27 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'13''

ポイント賞

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)234 pts
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)203 pts
3 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)105 pts

山岳賞

1 トームス・スクウィンシュ(トレック・セガフレード/ラトビア)6 pts
2 シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー/フランス)4 pts
3 ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール/ニュージーランド)4 pts

新人賞

1 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)in 28h 20'31''
2 エガン・ベルナル(チーム スカイ/コロンビア)at 00'27''
3 ピエール・ラトゥール(AG2R/フランス)at 02'17''

チーム総合順位

1 クイックステップフロアーズ(ベルギー)in 85h 38'02"
2 BMCレーシングチーム(アメリカ)at 00'08''
3 チームサンウェブ(ドイツ)at 01'50''

敢闘賞

47 ローラン・ピション(チーム フォルテュネオ・サムシック/フランス)

第7ステージのリタイア

なし

第7ステージ:ハイライト動画

第8ステージ 07月14日 (土) 午後8:55~深夜2:00 / J SPORTS 4 [区間] ドルー ~ アミアン・メトロポル 181km / フランスの革命記念日

ステージ詳細

■コースの特徴
単純にコースだけ見れば、前日に続きこの日も「移動ステージ」と言えるだろう。シャンゼリゼ大通りのパレードで賑わうパリを迂回して、プロトンはひたすら北へと向かう。

アップダウンの幅は前日よりは少々大きい。ステージ序盤には2つの4級峠が待ち受ける。ただしスプリンターたちが越えられぬほど難しい起伏でもない。スプリンターチームがしっかりと集団制御に励みさえすれば、集団フィニッシュで締めくくられる可能性は高い。

問題は前日に引き続き、風が強い地方であること。また総合系選手を擁するチームは、おそらくスプリンターたちに協力はしてくれないだろう。なにしろ翌日にはルーベへ向けた石畳大戦が行われる。むだな体力消耗はできる限り避けたい。

しかもこの日はフランスの革命記念日。1年前のこの大切な日には、仏人ワレン・バルギルが両手を天に突き上げた。今年もまるで打ち上げ花火のように、スタート直後からフィニッシュまで、数多くのフランス選手がアタックを仕掛けるはずだ。

■高低差図高低差図
J SPORTS編集部

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