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サイクル ロードレース コラム 2018年7月12日

【ツール・ド・フランス2018 第5ステージ結果速報】テクニカルなステージを制したのは今大会2勝目のサガン、ポイント賞に大きく前進!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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起伏のあるテクニカルなステージを制したのはサガン

起伏のあるテクニカルなステージを制したのはサガン

体調不良のマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)と先日落車したティシュ・ベノート(ロット・ソウダル)が未出走となった第5ステージ、171選手がロリアンからカンペールを目指す204.5kmの5つの山岳ポイントを越えるステージ。アクチュアルスタート後、10分程度アタックと吸収が繰り返され7選手での逃げグループが容認された。港町ロリアンを出る際にロベルト・キセルロウスキー(チーム カチューシャ・アルペシン)が落車してリタイアとなった。

中間スプリントポイントは先行するシルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)が先頭で、メイン集団はフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)の順で通過したため、サガンとガビリアのポイント差が3まで詰まった。2つの4級山岳ポイントをシャヴァネルが獲得しそのまま独走、追走するエリー・ジェスベール(チーム フォルテュネオ・サムシック)が下り坂でコースアウトし、メイン集団に吸収された。

追走グループからトームス・スクウィンシュ(トレック・セガフレード)が抜け出すと、リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー)、ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)が追いかける。シャヴァネルが3級山岳ポイントを先頭通過したあとで合流、4人でゴールを目指す。続く3級山岳でシャヴァネルは遅れスクウィンシュが先頭通過、本日5つ目の山岳ポイントもスクウィンシュが獲得し、山岳賞ジャージと敢闘賞を手に入れた。

ボーナスタイムポイントでメイン集団が最後まで逃げていたカルメジャーヌを吸収すると、ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ)が飛び出し、グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム)も反応、ボーナスタイムを獲得。カウンターアタックで飛び出したレイン・タラマエ(ディレクトエネルジー)を残り距離6kmで吸収すると、道幅の狭いくねくねした“ブルターニュ道”をジャンニ・モスコン、ミカル・クヴィアトコウスキー(共にチーム スカイ)らがハイスピードで牽引、ガリビアなどが遅れ集団はみるみる小さくなった。

フラムルージュをエガン・ベルナル(チーム スカイ)の牽引で通過すると勾配10.5%の登りでフィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ)がアタック、ジュリアン・シモン(コフィディス、ソリュシオンクレディ)、ヴァンアーヴェルマート、ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)と続く。ヴァンアーヴェルマートが先頭に出るとサガンが番手から様子を伺い、ラスト150mでソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)と共にスプリント勝負へ。サガンはスピードを緩めず、さらに加速したままフィニッシュ、今大会2勝目を飾った。

「チームのみんながとてもよい働きをしてくれた、最高のポジションで最後まで連れてきてくれた、あとは運が良かった。テクニカルなすごいコースで楽しんだよ」(サガン勝利後インタビュー)

第5ステージ結果

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)in 04h 48'06''
2 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''
3 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'00''
4 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'00''
5 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)at 00'00''
6 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 00'00''
7 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)at 00'00''
8 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)at 00'00''
9 アンドレア・パスクアロン(ワンティ・グループゴペール/イタリア)at 00'00''
10 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''

個人総合順位

1 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)in 18h 22'00''
2 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシングチーム/アメリカ)at 00'02''
3 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'03''
4 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'05''
5 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)at 00'06''
6 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)at 00'09''
7 トム・デュムラン(チームサンウェブ/オランダ)at 00'13''
8 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)at 00'13''
9 リゴベルト・ウラン(チームEFドラパック・p/bキャノンデール/コロンビア)at 00'37''
10 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 00'52''
・・・
12 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)at 00'53''
13 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'55''
14 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'55''
15 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00'57''
16 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 01'02''
18 ロメン・バルデ(AG2R/フランス)at 01'17''
22 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/アメリカ)at 01'18''
24 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 01'40''
29 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)at 01'53''
33 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'10''

ポイント賞

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)180 pts
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)147 pts
3 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)78 pts

山岳賞

1 トームス・スクウィンシュ(トレック・セガフレード/ラトビア)4 pts
2 シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー/フランス)4 pts
3 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)3 pts

新人賞

1 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)in 18h 22'13''
2 エガン・ベルナル(チーム スカイ/コロンビア)at 01'08''
3 マグヌス・コルトニールセン(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 01'39''

チーム総合順位

1 クイックステップフロアーズ(ベルギー)in 55h 45'20"
2 BMCレーシングチーム(アメリカ)at 00'23''
3 チームサンウェブ(ドイツ)at 00'44''

敢闘賞

197 トームス・スクウィンシュ(トレック・セガフレード/ラトビア)

第5ステージのリタイア

31 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)
143 ロベルト・キセルロウスキー(チーム カチューシャ・アルペシン/クロアチア)
172 ティシュ・ベノート(ロット・ソウダル/ベルギー)

第5ステージ:ハイライト動画

第6ステージ 07月12日 (木) 午後8:55~深夜2:30 / J SPORTS 4 [区間] ブレスト ~ ミュール・ド・ブルターニュ・ゲルレダン 181km / 2度目の壁登りでこの日の勝負は決する

ステージ詳細

■コースの特徴
ブルターニュで過ごす3日目には、ツールおなじみの「壁」が登場する。しかも今年は史上初の試み、2回登坂だ!

世界最古の自転車イベント「パリ~ブレスト~パリ」の折り返し地点であり、過去3回ツールのグランデパールを迎え入れてきた仏西端の港町ブレストから、一行はミュール・ド・ブルターニュを目指す。ちなみにミュール・ド・ブルターニュという町自体は、2017年1月1日、市町村合併のために消滅。現在はミュール・ド・ブルターニュ郡のゲルレダン町に姿を変えている。

コース前半に組み込まれた2つの山岳でまずは足慣らし。その後も軽くアップダウンをこなしながら、ひたすら最後の勝負地へと突き進む。

ラスト20kmはめまぐるしい展開が繰り広げられるだろう。壁突入前に小さな、しかし勾配10%の激坂をこなしたら、いよいよ1回目のミュール・ド・ブルターニュ登坂へ。登坂距離2km、平均勾配6.9%、最大15%という文字通りの「壁」は、上り開始直後の1kmが10%超と最もきつい。またフィニッシュ手前16kmの坂頂で3級山岳ポイントを争った後は、ほんの3km先でボーナスポイントも争わねばならない。

2度目の壁登りでこの日の勝負は決する。パリで総合優勝を争う選手たちも、必ず区間争いに絡んでくる。なにしろ過去2回の区間フィニッシュでは、2011年は同年の総合覇者エヴァンスが勝利をもぎ取り、2015年はフルームが真っ先に仕掛けている(区間8位)。

■高低差図高低差図
J SPORTS編集部

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