人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2018年7月11日

【ツール・ド・フランス2018 第4ステージ結果速報】落車ふたたび。混乱の中、接戦のスプリント勝負を制したのは今大会2勝目のガビリア!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
  • Line
接戦のスプリント勝負を制したのはガビリア!

接戦のスプリント勝負を制したのはガビリア!

ツール・ド・フランス4日目はラ・ボールからサルゾーまでの195kmの平坦ステージ、パレード走行中にマークス・ブルグハート(ボーラ・ハンスグローエ)の落車がありアクチュアルスタートが少しだけ遅れた。

ファーストアタックで抜け出したジェローム・クザン(ディレクトエネルジー)、ディミトリ・クライス、アントニー・ぺレス(共にコフィディス、ソリュシオンクレディ)、ギヨーム・ヴァンケイスブルク(ワンティ・グループゴペール)の4選手が先頭グループを形成。メイン集団は最大で7分45分のタイム差をキープしながら、のんびりとした時間を過ごした。

メイン集団の中間スプリントポイントはフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)、アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)の順で通過、4級山岳ポイントは先頭グループのぺレスが獲得。

残り距離45kmでメイン集団に落車が発生、ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ)、ミケル・ランダ(モヴィスター チーム)、ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム)、バウケ・モレマ(トレック・セガフレード)など総合勢が巻き込まれ、先頭を走る4選手はゴールを目指し速度をあげる。

残り35kmで3分弱、25kmで2分20秒となかなかタイム差が縮まらない。ティム・デクレルク、ニキ・テルプストラ(共にクイックステップフロアーズ)の強烈な牽引で速度をあげ、小さな町をいくつか抜けクザンの敢闘賞が決まった残り距離5kmでメイン集団にふたたび大規模落車が発生。リゴベルト・ウラン(チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール)、イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン)、ティシュ・ベノート(ロット・ソウダル)、ロメン・バルデ、アクセル・ドモン(共にアージェードゥゼール・ラ・モンディアル)らが巻き込まれ、ドモンはそのままリタイアとなった。

スプリンターを抱えるチームらが牽引するメイン集団がフラムルージュで先頭グループを吸収すると、その勢いのままスプリント勝負へとなだれ込む。マーク・カヴェンディッシュ擁するチーム ディメンションデータの隊列の横にはアルノー・デマールをフィニッシュラインまで運びたいグルパマ・エフデジが、マクシミリアーノ・リケーゼ(クイックステップフロアーズ)がカビリアを連れ左端から加速するとサガンがその後ろに張り付く。グライペルがスプリントの口火を切るとガビリアが発射、そのままガビリアが加速しグライペルを抑えて今大会2勝目、サガンが2着でマイヨ・ヴェールを4ポイント差でキープ、グライペルは3着となった。

「とても難しい1日だった、チームみんなが勝利のために非常に優れた仕事をしてくれた。僕を信じてくれてありがとう。勝利の鍵は誰よりも苦しみに耐え抜くことだ」(ガビリアレース後インタビュー/公式より)

第4ステージ結果

1 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)in 04h 25'01''
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'00''
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
4 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00'00''
5 マルセル・キッテル(チーム カチューシャ・アルペシン/ドイツ)at 00'00''
6 アンドレア・パスクアロン(ワンティ・グループゴペール/イタリア)at 00'00''
7 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)at 00'00''
8 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'00''
9 ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール/ニュージーランド)at 00'00''
10 ティモティ・デュポン(ワンティ・グループゴペール/ベルギー)at 00'00''

個人総合順位

1 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム/ベルギー)in 13h 33'56''
2 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシングチーム/アメリカ)at 00'00''
3 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'03''
4 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'05''
5 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ/フランス)at 00'07''
6 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)at 00'07''
7 トム・デュムラン(チームサンウェブ/オランダ)at 00'11''
8 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)at 00'11''
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'11''
10 リゴベルト・ウラン(チームEFドラパック・p/bキャノンデール/コロンビア)at 00'35''
・・・
14 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)at 00'51''
15 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'53''
16 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'53''
17 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00'55''
18 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 01'00''
20 ロメン・バルデ(AG2R/フランス)at 01'15''
25 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/アメリカ)at 01'16''
33 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 01'38''
42 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)at 01'51''
48 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'08''

ポイント賞

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)143 pts
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)139 pts
3 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)72 pts

山岳賞

1 ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール/ニュージーランド)1 pts
2 アントニー・ぺレス(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)1 pts
3 ケヴィン・ルダノワ(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)1 pts

新人賞

1 ソーレン・クラークアンデルセン(チームサンウェブ/デンマーク)in 13h 34'07''
2 エガン・ベルナル(チーム スカイ/コロンビア)at 01'08''
3 マグヌス・コルトニールセン(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 01'22''

チーム総合順位

1 クイックステップフロアーズ(ベルギー)in 41h 21'02"
2 チームサンウェブ(ドイツ)at 00'16''
3 BMCレーシングチーム(アメリカ)at 00'23''

敢闘賞

184 ジェローム・クザン(ディレクトエネルジー/フランス)

第4ステージのリタイア

23 アクセル・ドモン(AG2R/フランス)

第4ステージ:ハイライト動画

第5ステージ 7月11日(水)午後8:55~深夜2:00 / J SPORTS 4 [区間] ロリアン ~ カンペール 204.5km / 伝統大会ブークル・ド・ロルヌの勝負坂

ステージ詳細

■コースの特徴
自転車熱狂の地ブルターニュで、まるでアルデンヌクラシックのような1日を過ごす。コースは長距離で、道は細く曲がりくねり、起伏が嫌というほど繰り返される。

港町ロリアンからスタートした一行は、50kmほど先で内陸に進路を取る。そこから道は険しさを増していく。さらにステージも折り返し地点を過ぎると、いよいよ本格的なアップダウンへと突入する。

コース後半に待ち受ける山岳ポイントは5つ。いずれも登坂距離は長くないが、勾配の厳しいものばかり。中でもフィニッシュ手前45km地点に立ちはだかる4つ目のコート・ド・メネス・ケレルク(3級、登坂距離3km、平均勾配6.2%、最大10.7%)で、大きなセレクションが進むだろう。ちなみにこの坂道は、アンクティル、メルクス、イノー、インドゥラインという「5勝クラブ」全員が勝ったことのある伝統大会ブークル・ド・ロルヌの勝負坂としても知られている。

ラスト35kmはツール・ド・フィニステールとほぼ同じコースが使用される。残り23.5kmで最後の3級坂を終えても、決してアップダウンは終わらない。しかも残り12km地点の「ボーナスポイント」は、ツール・ド・フィニステールではしっかり山岳ポイントに指定されている勾配10.5%の上り坂!

■高低差図高低差図
J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ