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サイクル ロードレース コラム 2018年7月9日

【ツール・ド・フランス2018 第2ステージ結果速報】地元の大声援を受けたシャヴァネルが単独行で敢闘賞、マイヨ・ジョーヌはサガンへ移動

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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大歓声を一身に受けたシルヴァン・シャヴァネル

大歓声を一身に受けたシルヴァン・シャヴァネル

スタート地ムイユロン=サン=ジェルマンから28km先にある4級山岳ポイントを目指して逃げに乗ったのは、18回連続ツール出場のシルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)、ミヒャエル・ゴグル(トレック・セガフレード)、ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール)の3選手。スミスが山岳ポイント先頭通過し母国ニュージーランドとチームにツール特別(山岳)賞ジャージを初めてもたらした選手となった。

シャヴァネルだけがそのまま1人で逃げ、地元の大声援を受けながら感動的で特別な日を過ごし、中間スプリントポイントとボーナスポイントの先頭通過、敢闘賞を手に入れた。ファビアン・グルリエ(ディレクトエネルジー)も出身地を通過する際にはメイン集団の先頭で声援に手を振ってこたえるなど、穏やかな時間がしばらくは続いた。中間スプリントポイントはシャヴァネル通過後、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)、アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ)、アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)の順で通過。

ツガブ・グルメイ(トレック・セガフレード)が腹痛にてリタイアすると、落車したルイスレオン・サンチェス(アスタナ プロチーム)は救急車に乗りそのまま大会から去っていった。残り距離30kmでアダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)とシルヴァン・ディリエ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)が立て続けに落車、各チームが隊列を組んで緊張感と速度が上がった状態でフィニッシュ地点のラ・ロシュ=シュル=ヨン市内へ突入。マイヨ・ヴェール着用のマルセル・キッテル(チーム カチューシャ・アルペシン)が残り距離8km地点で後輪パンクで自転車交換、ゴールスプリントから離脱した。

右に何度も曲がるコースでルーク・ダーブリッジ(ミッチェルトン・スコット)が単独落車、ボーラ・ハンスグローエ、ロット・ソウダル、グルパマ・エフデジ、モヴィスター チームなどが目まぐるしく先頭を牽引し集団を加速させ、ゆるい下り坂の大きく右に曲がるカーブで集団落車が発生、救済措置のある位置だがマイヨ・ジョーヌ着用中のフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)や昨年マイヨ・ヴェールを獲得したマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)などが巻き込まれた。

小さくなった集団からデマールが先行してスプリントを開始、番手につけていたサガンが飛び出しソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)の追走を許さず1着でフィニッシュ。サガンはツール区間9勝目、通算4日目のマイヨ・ジョーヌに袖を通した。

「今年のマイヨ・ジョーヌのチャンスは今日だけだったから夢が叶ってよかった、僕を引っ張ってくれたみんなのおかげ。明日のチームタイムトライアルで総合タイムを失うのはわかってるけど1日だけでも着られるのは嬉しい」(サガン勝利後インタビュー)

「今日はチームマネージャーのジャン=ルネ・ベルノドーの誕生日なので逃げると決めていた。山岳ジャージ狙いで逃げたけどうまくいかなかった。地元の声援があったのでそのまま素晴らしい1日を過ごした、18年で今日のような楽しく感動的な日は初めて」(シャヴァネルレース後インタビュー/公式より)

第2ステージ結果

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)in 04h 06'37''
2 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''
3 アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ/フランス)at 00'00''
4 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
5 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)at 00'00''
6 ティモティ・デュポン(ワンティ・グループゴペール/ベルギー)at 00'00''
7 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 00'00''
8 アンドレア・パスクアロン(ワンティ・グループゴペール/イタリア)at 00'00''
9 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'00''
10 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'00''

個人総合順位

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)in 08h 29'53''
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)at 00'06''
3 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'10''
4 シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー/フランス)at 00'13''
5 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00'14''
6 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'15''
7 オリバー・ナーセン(AG2R/ベルギー)at 00'15''
8 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)at 00'16''
9 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'16''
10 ティモティ・デュポン(ワンティ・グループゴペール/ベルギー)at 00'16''
・・・
72 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)at 01'07''
74 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 01'07''
77 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 01'07''
99 エガン・ベルナル(チーム スカイ/コロンビア)at 01'31''
100 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 01'31''

ポイント賞

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)104 pts
2 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)78 pts
3 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)53 pts

山岳賞

1 ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール/ニュージーランド)1 pts
2 ケヴィン・ルダノワ(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)1 pts

新人賞

1 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)in 08h 29'59''
2 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00'10''
3 ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール/ニュージーランド)at 00'10''

チーム総合順位

1 クイックステップフロアーズ(ベルギー)in 25h 30'27"
2 ワンティ・グループゴペール(ベルギー)at 00'00''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)at 00'00''

敢闘賞

183 シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー/フランス)

第2ステージのリタイア

127 ルイスレオン・サンチェス(アスタナ プロチーム/スペイン)
196 ツガブ・グルメイ(トレック・セガフレード/エチオピア)

第2ステージ:ハイライト動画

第3ステージ 7月9日 (月)午後9:45~深夜02:00 / J SPORTS 4 [区間] ショレ ~ ショレ(チームタイムトライアル) 35.5km / 絶対に失敗してはならない。

ステージ詳細

■コースの特徴
総合争いの選手たちにとって、3日目にして早くも、勝負の分かれ目がやってきた。3週間後にパリでマイヨ・ジョーヌを着ていたいと願うなら、全長35.5kmのチームタイムトライアルを、絶対に失敗してはならない。

起伏と平地、方向変換とロングストレートとが組み合わされたコースは、つまりパワーとテクニックの両方が求められる難しいコースでもある。コースには3つの登りも待ち受ける。スタート直後に現れる全長1000m・平均勾配5.1%のパストゥール坂、コース半ばの全長1150m・勾配6.5%のロマーニュ坂、そして終盤の全長1100m・勾配5.6%のセギニエール坂が、ステージ攻略の鍵となるだろう。

第2ステージ終了後のチーム総合順位の最下位チームから、降順で1チームずつスタートを切る。ただしチーム総合順位に関わらず、マイヨ・ジョーヌを擁するチームは、最後に出走する栄誉を与えられる。スタート間隔は5分。1チーム8人制の今大会では、チームの中で4番目にフィニッシュラインを越えた選手のタイムがチーム成績として採用される。

開催委員会の計算によれば、フィニッシュタイムは39分前後。ちなみにツール直前のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは35kmの平坦TTTが行われ、首位スカイに対して2位BMCが38秒遅れ、3位ロットSが53秒遅れと大量の差がついた。一方で2015年ツールの起伏TTT・28kmでは、上位3チームが4秒以内に、8チームが50秒以内にひしめくという大接戦だった。

■高低差図高低差図
J SPORTS編集部

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