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バスケット ボール コラム 2023年12月25日

【北陸学院高等学校】ハーフコート・オフェンスに持ち込んでの遂行力で福岡第一を脅かすも、4Q終盤で力尽きての2回戦敗退 | 高校バスケ ウインターカップ2023

ウインターカップコラム by 青木 崇
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【ハイライト】福岡第一(福岡) vs. 北陸学院(石川)|高校バスケ ウインターカップ2023 男子2回戦 Bコート(12月25日)

「福岡第一はゾーンプレスとか前から当たってくるディフェンスが特徴的で、そこが強みとスカウティングでわかっていました。プレスが強い分、ボールを運び切れると自分たちがアウトナンバーを作って有利な展開に持っていけると考えていたので、後半に相手がプレスで仕掛けてきたんですけど、それを遂行しました」

3Q終了間際に須崎がブザービーターを決めて8点差とした北陸学院は、4Q序盤に引き離されかけても、脊戸がスティールからレイアップを入れるなど、58対94で敗れた4年前の試合とまったく違う粘りを見せる。5分47秒、高田蓮央がドライブすると、スクリーンをかけた後にトップの位置に動いた加藤が見事に3Pショットを成功。57対60と3点差に詰め寄ると、福岡第一の井手口孝コーチはたまらずタイムアウトをコールした。

タイムアウト後のディフェンスで福岡第一を止めることができれば、北陸学院の勢いは継続して逆転というシナリオも十分に考えられた。しかし、それをさせなかったのは、足首の故障から復帰した崎濱秀斗。4分55秒にショットクロックが0になる寸前に3Pショットを決めると、次のオフェンスでもジャンプショットで得点して8点差まで引き離すことに成功。「ピック&ポップの3Pで追い上げたけど、ちょっと焦りと欲が出てしまったかもしれなません」と濱屋コーチが悔やんだように、北陸学院は4Q終盤でオフェンスの精度が下がってしまい、残り1分29秒にセカンドチャンスから脊戸が3Pショットを入れて5点差にするのが精一杯だった。

留学生2人を相手に最後までタフに戦った3年生の村本は試合後、「自分たちは日本人選手たちだけで小さいけど、留学生がいるチームであっても強い気持ちで戦えれば勝てるというところをわかってほしいと思ってます」と振り返る。2年生の須崎と1年生ながら11点を記録した小野蓮太には、新チームを牽引してほしいという想いを託した。

ファイナルスコアは62対74。3年ぶりにウインターカップに戻ってきた北陸学院にとって非常に悔しい敗戦となったが、濱屋コーチは「ゲームプランを遂行したということでは、今年のベストゲームでした」と選手たちの頑張りを讃えた。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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