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バスケット ボール コラム 2023年12月25日

【県立足羽高等学校】2回戦で44点と大爆発した平野里奈は、札幌山の手戦の悔しさを糧にチームの大黒柱への道のりを歩む | 高校バスケ ウインターカップ2023

ウインターカップコラム by 青木 崇
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満田高広コーチがドライブからのジャンプショットで得点を量産できると評価しているように、平野は左へのドライブに行く一歩目が非常に早い。マッチアップしていた大山をあっさり抜き去ってレイアップで得点したプレーは、日本の高校生だとなかなか止められないレベルと言っていいくらいだ。

全国で戦えるレベルでないという言葉を残した平野だが、1、2回戦で発揮した高い得点能力は、インターハイ以降に成長した証と言える。今後への期待するところとして満田コーチは、「(ドライブは)彼女の大きな武器なのでもっと磨きをかけて、あとはドライブからの判断であったりとか、そこからのバリエーション増やしていくのが今後の課題」と話す。平野には5本の3Pを含む21点を記録した竹下りの、17リバウンドを奪った檜物夏奈という同級生と一緒に、来年のウインターカップで今回の悔しさを晴らすチャンスがある。

「3回戦まで勝ち上がった経験であったり、(ここで)負けた経験を今出ていなった子たちにも伝えて、全国で戦うために今日得た刺激を広めたいです」

インターハイでの敗戦以降、より責任感を持ってプレーするようになった平野は、みんなから頼りにされる本物の大黒柱となってこの舞台に帰ってくるつもりだ。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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