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小澤飛悠選手
春のトーナメントは日本体育大学が制したが、ベスト8に入ったチームの間に大きな実力差はない。今年のオータムリーグは昨年と違い、1巡目の13試合で7位以上の成績を残すことが重要になってくる。2巡目で負けが込んで上位リーグの最下位になったとしても、2部に落ちることはない。また、上位リーグに進出することは、インカレ出場が確実になるだけに、開幕戦からの5試合はシーズンの行方を左右する点で重要だ。一方で2巡目で下位リーグで戦うことになったチームは、2部降格回避とインカレ出場権をかけた戦いに直面することとなる。
脇真大選手
昨年の初めてリーグ戦のタイトルを獲得した白鴎大学は、網野友雄コーチ、脇真大、佐藤涼成、境アリームがワールドユニバーシティゲームズ(WUBS)に参加。根本大は学生選抜でジョーンズカップに参戦するなど、メンバーが揃った状態での練習がなかなかできていない。また、司令塔の森下瞬真が故障で離脱するというアクシデントもあった。そんな状況下であっても、ワールドユニバーシティバスケットボールシリーズでは、準決勝で昨年王者のアテネオ・デ・マニラ大学を倒し、決勝で国立政治大学に敗れたものの、準優勝という成果を出した。網野コーチは今後の課題として、次のようにコメントしている。
「どんな試合でも本当にアグレッシブに出だしから、自分たちのしたいことっていうのを出せるように、スタートを切るっていうところの準備のところですかね。そこをきちっと課題にして、こういう試合をもう一度繰り返さないように。勝てる力はあるチームだと思うので、そこを信じてもう一つレベルを上げていきたい」
序盤で大差をつけられた国立政治大学戦をいい教訓に、オータムリーグでの白鴎大学は最初からアグレッシブに戦い続けられるかが、成功を掴むうえでのカギになるだろう。
黒川虎徹選手
昨年のインカレを制した東海大学は、WUBSの初戦で国立政治大学に惜敗し、5位という成績に終わった。ガード陣はキャプテンの黒川虎徹、ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア、西田公陽ら質の高い選手が揃っているものの、身長200cm張正亮が卒業したことにより、フロントラインは190cm台前半の選手が今のチームは多い。また、江原信太朗以外は経験の少ない1、2年生の出場時間が多くなるため、インサイドの攻防とリバウンド争いで留学生のいるチームに対して互角に渡り合えるかが、上位に食い込むために欠かせない要素。陸川コーチはWUBSを経験できたことに大きな手応えを感じている。
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