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バスケット ボール コラム 2023年12月13日

【ウインターカップ2023女子プレビュー】三冠を狙う京都精華学園が本命も、タイトルを奪回できるだけのチーム力を持つ桜花学園

バスケットボールコラム by 青木 崇
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決勝で桜花学園を88対65のスコアで大勝するなど、京都精華学園は2回戦の岐阜女子戦を除くと、最低でも18点の差をつけてインターハイの頂点に立った。昨年のウインターカップで優勝に貢献したオールラウンダーの八木悠香と司令塔の堀内桜花が最上級生としてチームを牽引し、イゾジェ ウチェの後を継いだ留学生のディマロ ジェシカも、桜花学園戦で20点、18リバウンドを記録するなど、インサイドで強烈な存在感を示す選手へ成長。橋本芽依と桃井優を加えたスターターの5人は、対戦相手にとって厄介な存在でしかない。

しかし、U18トップリーグの期間中は厳しい状況にも直面した。大阪薫英女学院に負けた9月30日の夜、山本綱吉コーチは落胆していた選手に対して改めて自身の覚悟を伝えたという。「私が辞めるかどうかというくらいの追い込みをしました。本当に私も歳ですし、そういう(意欲をなくした弱い)気持ちで入るのだったら、自分自身も引くという覚悟でやっているということを言いました」

延長の末に岐阜女子を80対71のスコアで競り勝った後、山本コーチは「本当に最後までチームとして頑張ってくれたというのが、大きな収穫だったと思います」と語った。桜花学園との一戦はリードされる時間帯が長かったものの、4Q終盤で逆転して勝利したことは、三冠がかかるウインターカップに向けて大きな自信となったのは間違いない。

U18トップリーグで京都精華学園と激戦を繰り広げた桜花学園は、ウインターカップのタイトル奪回に意欲満々。昨年は3回戦で東海大付属福岡に1点差の逆転負けを喫した悔しさを誰よりも知る田中こころを軸に、京都精華学園のスターター5人と互角に戦えるタレントは揃っている。順当に勝ち上がれば準々決勝で岐阜女子、準決勝で札幌山の手との対戦が濃厚だが、トップリーグでは両校に2ケタ得点差をつけて勝利している。

京都精華学園に対して3度目の正直で倒して頂点に立つには、192cmの福王伶奈とフィジカルの強い深津唯生が、ディマロ ジェシカをいかにスローダウンさせるか勝利へのカギ。U18トップリーグでの戦いを通じて「インターハイの反省を含めて、ディフェンスの強度を上げていく」と長門明日香コーチが話したように、京都精華学園を60点に限定したことは桜花学園にとって大きな意味があった。もちろん、バスケットボールは得点しなければ勝てないスポーツであるだけに、キャプテンの田中、黒川心音、阿部心愛が得点面でチームを牽引することが期待される。

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