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バスケット ボール コラム 2022年2月4日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:満田丈太郎(京都ハンナリーズ #21)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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満田丈太郎(京都ハンナリーズ #21)

京都ハンナリーズに移籍して2年目の今季、満田丈太郎はキャプテンに任命された。故障で欠場を強いられる時期に直面してきたが、12月中旬から徐々に一貫した出場時間プレーできるようになっていたのはチームにとって大きなプラス材料。キャプテン経験者たちの助けをもらいながらも、リーダーとしてチームを牽引することに少しずつ自信を得ているのは確か。シーズン後半はタフなディフェンダーとしての存在感だけではなく、シュートをしっかり決めて得点を増やすことでチームの勝利に貢献したいという思いがすごく強い。(2月1日取材)

Q チームだけでなく、自身もケガで欠場するなど厳しいシーズンを過ごしていますが、先週末の三遠ネオフェニックス戦をホームで2連勝できました。シーズン後半に向けて、チームにとってどんな意味がありますか?
「コロナ明けで水曜にゲームをしてからの土日だったので、まだ万全という感じではありませんでした。デイヴィッド(サイモン)が欠場しましたけど、だからこそチームが一丸となって全員が出たら全力を出して勝ち切ろうという目標を掲げていたので、そういう意味では全員が全力を出して、しっかり土日とも勝てたので、そこが大きな収穫になりました」

Q 古巣相手に大活躍だった鈴木達也選手が京都の司令塔として存在することをどう思いますか?
「ベテランですし、チームに勢いがなくテンポが悪いときにすごいトランジションから速いテンポに持ってきてくださる。そうすると、自然に流れが悪い時間からどんどん攻撃回数が増えていいバスケットになっていきます。古巣相手にすごく気合も入っていましたし、チームとしても頼りになりますし、引っ張ってくれる存在なのも大きいです」

Q 在籍2年目でキャプテンになりました。Bリーグでのキャリアは6年目になりますが、自身の姿勢やチームへのアプローチで何か変化はありましたか?
「在籍2年目だったので最初は“大丈夫なのかな?”というのが自分にありましたけど、永吉(佑也)さんにしろ内海(慎吾)さんにしろ、鈴木達也さんも加藤(寿一)さんもそうですし、Bリーグでキャプテンをやった方が多かったです。そういった面では、僕が頼りないところだったり、まだまだ未熟なところもあると思いますけど、サポートしてくださる人がたくさんいるので、思い切りやって足りないところはいっぱいあると思うので、そういうときに遠慮なく先輩方に頼って行こうかなという気持ちでやっています。チームとして、キャプテンとして、まずはプロスポーツ選手としての姿勢だったり、バスケットボール以外の面というのもすごく大切と思っていましたので、そういったところでしっかりブースターさんへの対応や、ハンナリーズのチームとしてのイベントでも先頭に立って行けるように意識しています」

Q 小川伸也コーチから求めらている役割がどんなことで、自身はどのくらい遂行できていると感じていますか?
「小川さんに求められているのは、ディフェンスだとすごく思います。ディフェンスのトランジションだったと思うので、小川さんの戦術を理解したうえで“ここ1本止めたい”というところだったり、“相手の調子がいい選手をシャットアウトできるように”というのを求められていると思うので、そういうところをしっかりやっていこうという感じです」

Q チームが勝ち星を積み重ねていくうえで満田選手が最も大事にし、実践しなければならないと感じることは?
「オフェンスに関してなかなかシュートが入っていない部分が多々あるので、そういうフリーなシュートを必ず決めるところだったり、勝負どころでの強さ。そういうところをキャプテンとして出していくことによって、チームとしても盛り上がります。今も近い課題としては決定力をもっとつけること。ディフェンスに関しては、引き続きハッスルして身体を張って、相手のエースだったり、シューターを止めるいう役割を続けることですね」

Q デイヴィッドが故障者リスト入りしてしまうなど、なかなか外国籍選手3人が揃ったメンバーで戦えていません。そんな状況でもチームが今後向上しなければならない部分と、武器としてもっとよくなると思う部分があれば、教えてもらえますか?
「デイヴィッドがいない試合のほうが正直多いのですし、それに関しては1回復帰しましたけど、デイヴィッドがいないバスケットにある程度慣れています。それをさらに高められるように、一人がボールを持ち続けるのではなく、チームとしてのオフェンスの遂行力だったり、チームとしていい時間帯にどういうバスケットをしているのだろうというのをみんなで話し合いますし、ビデオセッションをして改善していくのもあります。オフェンスのスムーズさという面では今すごくいいですし、だれかに頼るのではなく全員でバスケットをしている感があるので、あとはチームディフェンスだったり、クラッチタイムのときにだれが引っ張っていくのか、どういう作戦で行くのかというのはすごく肝になってくるので、もっとそういったところを突き詰められたらいいなと思います」

Q Bリーグには北陸高のOBがたくさんいます。満田選手がこれぞ北陸高バスケットボール部だな感じることとは?
「北陸の先輩はガード出身の人が多いと思うんですけど、自分でバックコートから素早くフロントコートに持っていって、そこからチームとして組み立てることもあるけれど、大事な時間帯は自分で決める勝負強さだったり、勢いという部分が北陸らしさなのかなというのがすごくあります。特に篠山(竜青)さんだったり、今でも若々しいというか、全然衰えないすごい姿を見せてくださる五十嵐(圭)さんだったりが、ザ・北陸というイメージが強いですね」

Q プロ選手になる道のりで最も影響を受けたなと感じる人はいますか?
「中学校が田臥(勇太)さんが出身の大道中で、Bリーグになってからもまだ現役でやっていますから、1回は対戦してみたいというのがすごく大きかったです。それもBリーグでプロになろうと思った一つの要因ですので、田臥さんですかね。佐古(賢一)さんは今レバンガ北海道でコーチをやっていますけど、北陸高校への進学も佐古さんのお父さんの経由というか話もあって行けたという部分もありますので、そういう面で佐古さんにも影響を受けています」

Q Bリーグバレンタインにノミネートされましたが、モデルみたいに撮影してもらった写真を見た時の印象は?
「すごくこっ恥ずかしいですね、正直。たまたまタイミングが合ってカメラマンさんに撮ってもらったんですけど、やはり慣れないものじゃないですか。なので、正直なんと言うんですかね、恥ずかしいという面はすごくあります。ただ、ハンナリーズとしてやらしてもらっている以上、ちゃんとやるべきことはちゃんとやるという感じですね」

Q 少しGQみたいでしたね?
「それはJT、ジェローム・ティルマンにも言われました。さっき写真見たよと言われて、GQぽいと…。同じ答えが出てビックリしました」

Q 残りのシーズンに向けて、自身が選手としてこうなりたいと思うことは何かありますか?
「先程言ったことと重複するかもしれませんが、決めるべきところでしっかり決めること。ディフェンスの面ではもっと相手のエリートシューターやエースを気持ちよくプレーさせない。大事な終盤の4クォーターとか、シーソーゲームの大事な場面では、どんな泥臭いプレーでも自分から行ってチームにいい影響を与えられる。というのをプレーとして体現できるような選手になっていきたいです」

Q 京都でプレーしていてよかったなと思えることは?
「単純にプレータイムですかね。名古屋(ダイヤモンドドルフィンズ)の2年目はすごく悔しい思いをしたというのがありましたし、試合に出るのが何よりも楽しいと思います。それと同時に悔しい部分はどのチームもだれかしら感じているというのがあるので、そういう人がいる分、自分が出ている時間帯というのは100%全力を出すことだったり、しっかりチームのことを遂行しなければいけないという強い思いがあるので、そこに尽きると感じています」

Q 最後の質問になります。この24時間でちょっとだけ幸せだったこと、何かありますか?
「最近ニキビが気になっていて、肌がきれいになるパックを買ってすごくよかったことです。本当に直近の24時間ですね。髪型は試合の時にこう上げるので、ここら辺(額)がアップで映されるとニキビが気になるってなってしまうんです。上げて清潔にしなければならないので…」

文:青木 崇

【Bリーガーインタビュー】

【Bリーガーインタビュー】京都ハンナリーズ 21番SG/SF 満田丈太郎(取材日:2022年2月1日)

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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