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バスケット ボール コラム 2021年10月7日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:渡辺竜之佑(サンロッカーズ渋谷 #16)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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渡辺竜之佑(サンロッカーズ渋谷 #16)

Bリーグ最初のシーズン、専修大4年生時に特別指定選手として琉球ゴールデンキングスに入団した渡辺竜之佑は、今シーズンがB1の選手として6年目、サンロッカーズ渋谷でのキャリアが今季で3年目を迎えた。バックアップのポイントガードとして計算でき、リバウンドでも強さを発揮できるチームに欠かせない貴重な戦力。名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの初戦が15分で6点、4リバウンド、2戦目が2点、2リバウンドというスタッツだったが、数字に現れない部分での貢献は計り知れない。(10月5日取材)

Q 名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの開幕戦は、ホームで2連勝を飾りました。この2連戦で感じたことを話してもらえますか?
「名古屋さんはアウトサイドのシュートがいいチームですけど、自分たちのハードなディフェンスを最後までやり続けたことで勝てたと思います」

Q 山内盛久とチャールズ・ジャクソンが移籍しましたが、今季のチームはメンバー構成がほとんど変わっていません。天皇杯優勝を経験した一方で、リーグ戦は昨季のCSクォーターファイナル進出がベストです。各チームとも戦力強化を図ってきた中で、渋谷がB1の頂点に近づくために必要なことはどんなことでしょうか?
「やはりディフェンスとリバウンドですね。リバウンドをとってから得点できれば、チームに勢いつくというのがあると思います」

Q 2020年に天皇杯制覇を経験したことで得たものとは?
「強豪との対戦になると、以前は緊張することもあったのですが、天皇杯で優勝してからは、そういったことがなくなったという自信ですね」

Q 専修大4年生の時に特別指定選手で琉球ゴールデンキングス入りし、その時の指揮官だった伊佐勉コーチは渡辺選手と同じ沖縄県出身。そういった縁が、新潟アルビレックスBBから渋谷に移籍した理由の一つだったのですか?ポイントガードをやってほしいと言ってきたのも伊佐コーチだったと思いますが…。
「そうですね。短い期間でしたけど、特別指定の時は…。その時にとてもいい経験をさせてもらったのと、もう1回ポイントガードをやってみたかったので、(渋谷に)行きました」

Q ポイントガードをやりたかった理由はどこから来ているのですか?
「特別指定の時にポイントガードをやって、その次の年に4番ポジション(パワーフォワード)、新潟(アルビレックスBB)に行って3番ポジション(スモールフォワード)をやって、自分はどのポジションでやりたいんだと考えた時に、ポイントガードかなという答えが出ました」

Q オフコートで大の仲良しという同級生の高橋耕陽が今季からチームメイトになりました。仲良くなれたきっかけや話せるレベルで何かエピソードはありますか?
「Bリーグに特別指定で入ってそこから仲良くなったんです。あいつが飯を食おうって言うので行ったら、毎回試合するたびに“行こうぜ”という流れになって仲良くなれましたね」

Q 彼の加入はチームに何をもたらしてくれると感じていますか?
「僕が思っているのは、シックススマンとして出て流れを変えてくれること。3Pもありますし、ドライブもありますし、ディフェンスもしっかりできるし、リバウンドは僕が行け!と行っているので、多分全部やってくれると思います」

渡辺竜之佑(サンロッカーズ渋谷 #16)

Q 福岡第一高の出身ですが、井手口孝コーチから学んだことで最も印象に残っていることは?
「迷惑をかけた思い出しかないです。全部僕が悪いことをして怒られて、いろいろと迷惑かけました。(僕がヤンチャだったので)全部井手口先生がいろいろやってくれました」

Q 井手口先生は父親のような存在でしたか?
「福岡には初めて行ったので、そういった人もいなかったので、簡単に言うとそんな感じです」

Q ファンに向けて今季の意気込みをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。今シーズンもチャンピオンシップ出場、リーグ優勝に向けて、チーム一丸となって激しいディフェンスから速いバスケットを展開していくので、皆さん応援よろしくお願いします」

Q 最後に、この24時間でちょこっとだけ幸せだったこと、何かありましたか?
「この24時間ですか?練習が今日めちゃくちゃ早く終わったことです。これがちょっとうれしかったです。ちょっと休める時間が増えたのでうれしいです」

文:青木 崇

【Bリーガーインタビュー】

【Bリーガーインタビュー】サンロッカーズ渋谷 16番/PG/SG 渡辺竜之佑選手(取材日:2021年10月5日)

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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