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バスケット ボール コラム 2021年5月19日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:細川一輝(京都ハンナリーズ #29)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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細川一輝(京都ハンナリーズ #29)

今季京都ハンナリーズに入団し、群馬県にある上武大学出身として初のB1選手となった細川一輝。ルーキーながら全試合出場を果たしただけでなく、大学時代の持ち味だった得点力でチームの勝利に貢献していた。5月18日の午後、一関工業高校時代に全国大会の出場経験がなく、大学のキャリアも関東の3部でスタートしながらも、2部で2年連続で得点王という実績を作ったことでBリーグ入りのチャンスをつかみ、京都で即戦力として活躍した細川に話を聞いた。

Q 43試合先発するなどルーキーながら57試合すべて出場した今季を振り返ると、どんな印象をもっていますか?
「個人としてはすごく成長できたシーズンだなというのもありますし、チームとしても出だしが苦しい状況でしたけど、試合をしていく中でだんだんやりたいというところを出すシーズンだったと思います」

Q 4月10日の広島ドラゴンフライズ戦で7本すべての3Pを成功させるなど、自己最多となる25点を記録しました。自分がB1で通用すると感じたのはいつぐらいからですか?
「最初、練習の中でも自分はB2の群馬から来たというのもありましたし、不安もあったんですけど、やってみてオフェンス面でも通用する部分は少しずつ感じていたので、そこまで全然通用しないという感じは最初から持っていなかったです」

Q プロ入りする前から自信があったのですか?
「そうですね、オフェンス面は自分的に自信があったところであります」

Q シーズンの最後にプレーした沖縄アリーナの印象は?
「本当に最高でしたね。すごくいい雰囲気でしたし、こういう体育館(アリーナ)がいっぱいできてきたら、もっと盛り上がるんじゃないかなと感じました」

Q 先週末から始まったチャンピオンシップはどんな思いで見ていましたか?
「正直、チャンピオンシップ(の舞台)に立ちたいなというのがありましたし、それが一番強かったですね。自分もシーズンが終わってからもっと試合がしたいというのがありましたので、自分も早く出たいなと思いながら見ていました」

細川一輝(京都ハンナリーズ #29)

Q 高校時代にインターハイやウィンターカップには出られなかったと思います。その後、関東大学バスケットボール連盟では当時3部で現在2部の上武大に進みました。部員数が100人を超える中で、大黒柱になりました。大学で出場機会を得るための競争で得たものは?
「やはり、練習以外のところでの時間の使い方というのは考えてやっていました。時間があったら自主練、ボールを触ったりするというのを意識していたので、そういう面では成長できたというのもあります。走るのに関してもみんな苦手、嫌いな部分があるんですけど、そこをどこまで追い込めるかというところで、自分は意識しながら“走るのでは負けない”という気持ちでやっていたので、今でも体力面では自信がありますし、今につながっているのかなと思います」

Q 2部リーグで得点王になりましたが、スコアリングに関しては中学や高校時代から自信を持っていたのですか?
「高校2年か3年くらいからですかね。自分が点数を取りに行っていいというか、チームを勝たせるためにやっていいみたいになってきたので、そういう面から徐々に自信がついてきたんです。大学1、2年生の時はそれほど目立っていなかったんですけど、3年生になってからメインでできるようになってきたので、そこで自信はつけてこられたかなと思います」

Q 昨季特別指定選手として群馬クレインサンダーズに入り、今季からB1の京都と契約しました。入団への経緯は?
「板倉(令奈前GM)さんが玉川大学にいたとき、自分も(関東)3部リーグだったので、その時に試合をしていて見てもらえていたのが正直でかいと思います。やはり、2年連続で得点王を取れたことはいいアピールになったんじゃないかなというのはあります」

Q B1でプレーし始めて感じたプロのレベルとはどんなものでしたか?
「ディフェンスの強度が全然、プレッシャーだったというのがすごく違って、大学のときよりも周りとかのうまさもあったので、そういう面で…。自分もディフェンスができないので、そこはすごく苦労しました、最初のころは」

Q 小川伸也コーチから信頼されて使われていると感じ始めたのはいつくらいからですか?
「シーズン始まってから出場時間をもらえてはいました。自分の中でもディフェンスをできなきゃプレータイムをもらえないと思っていたので、練習面から人一倍動くことを意識しながらやっていました。そういう面で信頼はされていたのかなと思います」

Q プロ1年目の今季、一番成長したと思える部分は?
「やはりディフェンスが一番だと思います。大学の時は点数取ることだけを考えていた感じだったので、今はディフェンスをしてチームに貢献しようというのを一番に考えながらやっています。ディフェンス面では成長させてもらった年であります」

Q シューティングガードということでは、チームメイトに内海慎吾、松井啓十郎という経験豊富なベテランがいます。彼らから学んだことで印象に残っていることはありますか?
「KJからは練習中マッチアップしていても、フリーになる動きとかがすごくうまくて、体を当ててから動くとか、タイミングをずらすというのは、やりながら肌で感じて学ぶ部分がありました。慎吾さんのところでも、毎回試合になるとアドバイスをくれます。“あそこはこうついていったほうがいいよ”というのがあるので、そういう面で少しずつ教えてもらって改善できたというのはありますね」

Q 昨季在籍した群馬と対戦する機会もある来季に向けて、このオフにレベルアップしたいと思っているところは何ですか?
「ディフェンスはもっと成長しなければいけないですけど、オフェンス面でも確率よくノーマーク(のショット)を決めつつ、ピック&ロールの使い方だったりというのはもっと成長していきたいなというのがあります」

Q ハンナリーズを応援する方へのメッセージをお願いします。
「まだコロナとかであれですけど、自分たちももっと成長して戻ってこられるように頑張るので、ファンの皆さんも日々気をつけながら、みんなで頑張っていきましょう」

Q 最後に、今日ちょこっとだけ幸せだったこと、何かありましたか?
「体を久しぶりに動かして、いい汗をかけたのが、なんか感じました」

文:青木 崇

【Bリーガーインタビュー】

京都ハンナリーズ 29番/SG 細川 一輝(取材日:2021年5月18日)

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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