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長野誠史(シーホース三河 #7)
東海大九州からBリーガーとなり、シーホース三河で2年目を迎えている長野誠史。クイックネスを武器に得点機会をクリエイトできるだけでなく、相手のリズムを崩すきっかけとなるようなディフェンスでも存在感を増している。控えのポイントガードとしてチームに欠かせない戦力となっている長野が、4月25日の島根スサノオマジック戦終了後にJ SPORTSのインタビューに応じてくれた。
Q 島根との2連戦は連敗という結果に終わりましたが、どう評価しますか?
「今日はテイ(ダバンテ・ガードナー)とシェーン(ウィッティングトン)がいない中での対戦だったんですけど、チームとしてディフェンスをしっかりしようということは言ってから入ったので、出だしも全員がアタックして、ディフェンスもいい流れを作れていたんです。終盤になってきて相手の外国籍選手のところで結構やられてしまったので、もうちょっとそこを全員で守れればというのがありましたね」
Q 長野選手のクイックネスは今の三河にいい意味でアクセントになっていると思います。一番自信を持っているプレー、ファンに見てほしいところは何ですか?
「アグレッシブにディフェンスするところであったり、緩急を使ったドライブというのは見てほしいかなと思っています」
Q 今シーズン全般のパフォーマンスについてどんな印象を持っていますか?
「今シーズンはすべての試合において調子がいいかなと自分自身で思っているので、これからも調子を維持できるようにしたいと思います」
Q 三河で2年目ということもあり、自身のレベルが上がっている感じですか?
「そうですね。1年目に比べると迷いがなくなってきたのかなと思います」
Q 今シーズンで最も印象に残っている試合は?
「栃木(宇都宮ブレックス)戦が一番にありますかね」
Q (12月27日の試合で勝った際に20点、5アシスト、4スティール)の活躍で強豪相手に勝てたのもありますか?
「自分自身も得点面でもそうですし、ディフェンス面でも結構チームに貢献できていたので…。あとは強豪宇都宮のディフェンスのプレッシャーに負けずにアタックだったり、3Pだったりを決められたので、そういったところは結構自分の自信にもつながりました」
長野誠史(シーホース三河 #7)
Q チーム内で感染者が出るなど新型コロナウィルスの影響を受けました。隔離期間で一番きつかったことはどんなことでしたか?
「2週間くらい練習ができず、チームプレーで今までやってきたところが噛み合わなくなったというのがあった。そういったところの部分では、2週間空いたというのがチームとしても自分としても結構痛かったかなと思います」
Q 東海大九州という地方の大学から大阪エヴェッサ入りというB1デビューでした。チームの公式ウェブサイトには大学に入ってからプロを意識したとありましたが、当時からB1入りを視野に練習や試合に取り組んでいたのですか?
「そこの部分は別に、あまり意識せずにやっていたんですけど、4年生になったくらいから高いところでやりたいというのがあった。4年生からは結構B1でやりたいなというのを意識してやっていました」
Q 地方の大学出身者でもB1で活躍できることを証明しています。今の中高生にアドバイスするとしたら、どんなことですか?
「運が良かったのかなと思っていますけど…。高いレベルでやりたいということを思っていれば、自分自身もモチベーションとしてやっていけると思うので、そういうところは常に意識してほしいかなと思います」
Q プロの取り組む姿勢というところで見本になると思った選手がいたり、驚かされたことなどはありましたか?
「大阪1年目の時は木下(博之)さんに最初、結構驚きましたね。ドリブルハンドリングだったり、ウェイトだったり、(体の)ケアだったり、いろいろなところで勉強になることがありました」
Q 昨シーズン大阪から三河へ移籍しました。話せる範囲でそうなった経緯、外からの印象と実際にチームに入ってからの印象に何か違いがありましたか?
「違いは…、強豪チームだったのでシーホース三河さんは、声がかかったところで結構自分でも驚いた部分があった。印象は強豪で、レベルの高いところで、自分がやっていけるのかな? というがあったんですけど、実際入ってみて桜木ジェイアールさんだったり、金丸(晃輔)さんとかベテラン選手の人に結構いろいろアドバイスをもらったので、1年目からいい勉強ができたかなと思っています」
Q チャンピオンシップ(CS)の出場権の確保することが最も重要なことだと思いますが、長野選手自身はその大舞台でプレーできることの意味をどう捉えていますか?
「若いうちからそういう高いところでできるというのは、自分にとって地道な成長につながると思います。CSに出て活躍することは自分の成長に一番つながるので、出たいなというのはありますね」
Q シーホースのファンへメッセージをお願いします。
「これからCSに向かってチーム全員で戦っていくので、これからも応援よろしくお願いします」
Q 最後に、今日ちょこっとだけ幸せだったこと、何かありましたか?
「朝練習が終わってコンビニに行ったんですけど、その時に777という数字が出たのはちょっとうれしかったですね」
Q 自分の背番号ですね。
「そうです、はい。誕生日(1995年7月7日生まれ)もそうなので、めちゃめちゃうれしかったというのがあります」
文:青木 崇
【Bリーガーインタビュー】
シーホース三河 7番/PG 長野誠史(取材日:2021年4月25日)
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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