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バスケット ボール コラム 2021年3月11日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:森川正明(横浜ビー・コルセアーズ #9)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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森川正明(横浜ビー・コルセアーズ #9)

脱サラしてプロになり、シーホース三河での4年間で培ったものを新天地でしっかりと発揮している森川正明。身体能力と得点センスを兼備したスイングマンとして、横浜ビー・コルセアーズに欠かせない戦力になっている。昨年11月の古巣と対戦した際にビッグショットを決められずに悔しい思いをしたが、それを糧に選手としてレベルアップしてきたことは、直近の7試合で6試合が2ケタ得点を記録していることでも明らかだ。今回紹介するインタビューは、3月10日の練習後に10分間行われた内容の全文である。

Q 横浜に移籍して1年目の今季、主力として出ています。ここまでの自身のパフォーマンスをどう評価していますか?
「前半戦は新しい環境ということもあって、なかなか自分らしいプレーがそこまでできていなかったかなという印象なんですけど、後半戦は徐々に自分らしさが出せるようになってきました。最近、自分のシュートタッチに関しては自信を持って打てているので、徐々に良くなっているなという感覚があります」

Q シーホース三河ではいつ出番があるかわからない状況でした。レベルの高い選手たちと練習で競い合えますが、試合に出たいという強い気持ちがあったと思います。それが現在横浜で活躍するに至る原動力になっていますか?
「まあそうですね。三河での4年間で学んできたものを土台に、今はそれを試合で生かしているので、コーチや先輩たちから学んだものをしっかり生かせているのかなと思います」

Q 昨年11月に古巣と対戦した時、決まれば逆転勝利というショットを決められず、相当悔しい思いをしましたが、あれから心の変化や取り組み方に何らか違いがあったのでしょうか?
「ああいう勝負どころでのシュートを外してしまって、自分もこれからああいう風なクラッチシュートではないですけど、要所要所で勝利に導くようなシュートを決めていかなければいけないという気持ちにさらになった。練習だったり試合だったり、とにかく迷わず強い気持ちでシュートを打つことを心がけるようになってからは、自分自身も納得できるプレーがすごく増えたと思うので、大きなきっかけになった試合だったと思います」

森川正明(横浜ビー・コルセアーズ #9)

Q 3月3日のサンロッカーズ渋谷戦は延長になりましたが、40分間出場しました。40分というのは2018年12月16日の京都ハンナリーズ戦以来のことで相当疲れたと思いますが、20点で勝利に貢献しました。自身にとって横浜に来てからのベストゲームという印象はありますか?
「間違いなくそうだと思います。ケガ人が出ていて、メインの選手が数名いない中でああいう競ったゲーム、特に15点差を粘って逆転して勝てたのはすごく大きな自信になりますし、さっき言っていた勝負どころで自分もオーバータイムに入った後シュートを決めることができたので、自分にとってはすごく大きな経験値になった試合だったかなと思います」

Q ここ7試合で6回2ケタ得点を記録しています。B1でも自分は得点できるという自信をつかんだ感じでしょうか?
「もちろん自分のパフォーマンスを出せれば、2ケタという得点は見込めると思うんです。前半戦とかは、例えば土曜日の試合で2ケタ取ったのに日曜日になると1ケタ、2点とか波が自分の中にあったかなと感じているので、ここ数試合はしっかり安定して得点できていると思う。この波を小さくして、今のパフォーマンスを継続していければと思います」

Q 福井商という公立高校から愛知学泉大に進学し、卒業後に豊田合成スコーピオンズに入りました。3年間勤務した後に脱サラでプロになるというキャリアは、他のBリーグ選手と大きく違います。バスケットボールが大好きだからこそ、思い切った挑戦し続けることができていると思いますか?
「そうですね。やはりバスケットが好きですし、僕が脱サラした年にBリーグができて、あれほど素晴らしい舞台でバスケットがしてみたいという思いがすごく強かったので、自分の人生、やっぱり思い切りチャレンジしたいなという思いで決意しました」

Q 琉球ゴールデンキングスの今村佳太選手や森川選手のように、公立高出身で当時あまり注目されていなかった選手でもB1でやれることを証明しています。バスケットボールに取り組んでいる中高生に対して何か伝えるとしたら、どんなことになりますか?
「僕みたいにまったく無名のキャリアを歩んできて今の舞台に立てているのは、本当にバスケットが好きで、努力することを継続してきたというか、もっともっと上でやりたいという気持ちがすごくあった。今こう小学生だったり中学生だったり、学生の子でなかなか試合に出られない子であってもバスケットを止めずに、上を目指すという気持ちがあれば結果はついてくると思う。そういう先を見据えて、もっともっとバスケットを楽しんで、頑張っていってほしいなという思いがあります」

Q さっき話したこととも関連しますが、カイル・ミリング新ヘッドコーチや外国籍選手の入国が遅れた影響もあり、ケミストリーの構築で苦労し、勝てそうな試合をものにできないといったことも多かったと思います。しかし、残りのシーズンに向けて、チームがいい方向に進んでいるという手応えを感じることはありますか?
「そうですね。ディフェンスの部分というのは自分たちのチームにとって武器でありますし、シーズン中もすごく良くなっているという感覚があるので、そこはもっともっと強度というか精度を高めていくことが大事だと思います。逆に課題はオフェンス面だったり、リバウンドの部分というのがすごく今うちのチームにあるので、ケガ人が戻ってきたときにしっかりチームでその課題を修正できたらなと思います」

Q 最後にファンへ伝えたいことがあればぜひ。
「今コロナ禍でなかなか大変な状況の中、本当に会場に駆けつけてくれるたくさんのブースターの皆さんに感謝したいです。ブースターの応援のおかげで勝てた試合もたくさんあるので、終盤戦になりますけども、特に僕たちはこれから強豪との試合が続くので、ぜひブースターの声援の後押しで頑張りたいと思いますので、また会場に来て応援してほしいなと思います」

文:青木 崇

【Bリーガーインタビュー】

横浜ビー・コルセアーズ 9番/SF 森川正明(取材日:2021年3月10日)

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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