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バスケット ボール コラム 2020年10月28日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ #9)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ #9)

2018-19シーズン以降、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中心選手となり、武器のシュート力に加えてオールラウンダーとしても成長中の安藤周人。昨年は日本代表としてワールドカップを経験し、自身のレベルアップに対してよりハングリーになっている。2シーズンぶりのチャンピオンシップ進出を目指すチームの現状や新戦力などについて聞いてみた。

Q 千葉ジェッツとのアウェイ戦に連敗して5勝4敗となりました。チームの現状についてどんな印象を持っていますか?
「今の状況だったら、5勝4敗なのは仕方ないのかなと思いますし、まだメンバーが全員揃っていないので、そこに関しては僕たちのやりたいバスケットがまだ完成しているわけではないですし、千葉相手でも最初いい試合ができても最後我慢ができず、千葉のやりたいようにやられた試合かなと思いますし、僕たち自身もあと一歩がつかみ取れないので、そういうところがまだまだ甘いのかなと思います。もうちょっとで全員が揃うと思うんですけど、早く揃うことを願うだけですし、揃ったら全員の意思を統一して徹底したバスケットを、チームバスケをできるようになれば、東地区の強豪にも負けないようになるんじゃないかなと思うので、まだ今はそこまで焦る必要もなく、我慢する時なのかなと思います」

Q レオ・ライオンズはこれからですが、斎藤拓実、狩野祐介、ジェフ・エアーズの加入による効果、自身のプレーに何らかの変化や昨シーズンよりもやりやすいというのはありますか?
「あの3人が入ってきたことによってまず変わったのは、コミュニケーションの部分は本当に変わったなと思いますし、僕以上に(シュートが)入る祐介さんも入ってくれたし、拓実も今までいたガード2人に対しても負けないように切磋琢磨してやっています。ジェフに関しては本当にリーダーシップがすごいので、『こういう風にしよう、ああいう風にしよう』と僕たちにいろいろアドバイスしてくれて本当に助かっています。自分自身としては、昨シーズンまでだったら得点面とか3Pの部分とかは明確にしていましたけど、今年はアシストの面を増やしたいなと思っていて、あとはチームを勝たせられるように。もっと泥臭いところももっと徹底してやりたいなと思っているし、自分自身としてもターンオーバーの数が大分減ったので、まだ始まったばかりなので何とも言えないですけど、そこの部分は減っているし、タフショットも大分減っているので、状況判断が大分できているのかなとは思います」

安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ #9)

Q チーム内での競争ということで、これまでと全然違いますか?
「全然違いますね。特にガード3人のところは常にバチバチやっているので、周りから見てもお互い負けたくないんだなというのが見ていてわかる。僕たちフォワード陣も祐介さんに簡単に打たせないようにするという風に練習にもなるので、お互いがお互いを、何と言うんですかね、いじめ合うというか、お互いが自分の弱いところを見つけ出せるようになっているので、そういうところでは本当にいいチームメイトが入ったと思いますね」

Q 昨シーズンは8勝2敗という好スタートから連敗地獄に陥りました。再現させないために大事なこと、チームとしてレベルアップが必要な部分は何だと思いますか?
「まずは強豪相手に2連敗しないというところが、僕の中ではそれがまず第一の関門なのかなと思うし、強いところって簡単に2連敗することがないので、だから負けていいわけじゃないですけど、今までだったら負けてもそのままにしておいたとか、何が問題だったのかということに対して、解決せずに次のことを考えてしまっていたので、今シーズンはそういうところ、少しのズレも見逃さないようにしないと、どんどんどんどん去年みたいに崩れてしまうと思う。そういうところを今シーズンは徹底したいなと思うし、スタッフ陣も常にミーティングしているじゃないかと思うくらいミーティングをしているので、去年よりは本当に細かなミスというか、少しのミスも許さないようにみんな気をつけているようにしていますね」

Q 先ほどアシストのことを言っていましたが、今シーズン自身のプレーで重視している点は?
「まずはディフェンスの部分だと思いますね。今年は少しもったいないファウルも多いんですけど、そこに関しては別に何とも思わないというのはおかしいですけど、アグレッシブに行って吹かれるファウルは全然いいかなと思うし、チームのためにガードだけが当たるんじゃなく、フォワード陣もガンガン当たっていかないとダメなのかなと思うので、昨シーズンに続いてディフェンスの部分は、もっともっと強度を上げたいなと思っている。そこの部分、アシストとディフェンスの部分は重点を置いていかないと思います」

Q ディフェンスということでは、ワールドカップの経験はすごく大きいですか?
「そこが一番、何と言いますかね、節目というか、変わりどころだったのかなと思います」

Q あのときの経験と悔しさは、安藤選手を駆り立て続ける材料になっていますか?
「そうですね。あの経験があったからこそ、こういう考え方ができるようになったのかなと思います」

Q リーダーとしてチームを牽引するという意識はより高まっていますか?何か心がけていることはありますか?
「僕もあまりこう言うタイプではないので、コミュニケーションを取るときに言いますけど、別に何かこうリーダーとして発信するわけではないので、プレーで見せるしかないのかなと。どんなに負けていても最後まで集中を切らさないことは、今シーズンそこはファンのためでもありますけど、1個成長するためには少しでも相手が嫌がることを覚えないといけないのかなと思うので、そういったところを今シーズン心がけて行こうかなと…」

Q 最後に、今シーズン名古屋をチャンピオンシップの舞台へ復活させることに貢献すること、日本代表として東京オリンピックに出るということを実現するために必要だと思えることは何ですか?
「何ですかね、難しいですね、それは。やはり僕自身チームのことだったら、一人一人のやること、できることを徹底して、どれだけシュートが入らなくても、どれだけ自分の調子が悪くても、チームのために自分ができることを毎回100%で貢献することがチャンピオンシップにつながっていくのかなと思います。自分自身としてはオリンピックの舞台に立つために、シュート力の精度をもっともっと上げなければいけないですし、もっともっと今の現状に満足せず、今シーズンのスタッツがいいからこれでいいやじゃなく、もっともっと上の人がいるので、そういう人たちを目指して、自分も同じ舞台に立てるようにもっともっと努力していきたいなと思います」

文:青木 崇

【Bリーガーインタビュー】

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 9番/SG 安藤周人(取材日:2020年10月27日)

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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