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【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 20】ミニインタビュー:片岡大晴(京都ハンナリーズ #91)
B.LEAGUEコラム by 青木 崇古巣栃木ブレックスとの2戦目、片岡大晴は5点リードで迎えた4Q残り1分36秒。プレスディフェンスを突破して数的優位になった状況で、積極果敢にアタックしてレイアップを決めた。オフェンスを3回やらなければ追いつけない点差にしたという点で、京都にとっては大きな意味があった。
ジュリアン・マブンガが「日本でもアメリカでもアジアでも、自分がプレーしてきたチームの中で、ソルジャー以上にエナジーを持った選手はいない。どんな状況でもハードにプレーする彼が決めたことに驚かないし、そういった選手なんだ。すごい熱意を持ってハードにプレーするのが彼であり、だからあのようなプレーを決められるのさ」と語る片岡に、試合後話を聞いた。
Q 昨日の負けから切り替えて望んだわけですけど、伊藤達哉のアクシデントからよりチームとして危機感を持ってやらなければというのが出た感じですか?
「出ましたね。あれだけ(チームを)引っ張ってくれている選手がああいう風になったら、僕らがやらなかったら男じゃないし、みんなが彼に今までやってもらった分を返したいと絶対思っていたのが出たかなという風に思います。昨日の負けもすごく僕らに厳しい現実を突きつけられたので、そこからどうやってカムバックできるかも課題の一つだったから、それに向かってみんなで…。達哉のアクシデントはありましたけど、しっかりとした気持で臨めたというのは、今日の試合に関して本当にみんなで喜んでいい結果だったと思います」
Q 昨日の試合後、選手たちだけで話し合うといったことはしましたか?
「昨日はしていないです。各自それぞれが思いを溜めて今日来たので…」
Q アグレッシブさというところでは、マブンガが昨日以上だったと思いますが…。
「あれは結果的にすごく点数を取ってくれましたけど、そういったゲームを僕らはずっとやってきています。ストロングポイントをみんなが理解して、周りの選手がそれに合わせたスペーシングだったり、他のことで頑張る、我慢するメンタリティが僕らにはすごく浸透していて、今日はJ(マブンガ)が頑張ってくれたし、デイヴィッド(サイモン)も頑張ってくれました。あれはみんなで作った僕らのスタイルなので、本当にいい形で勝てたかなと思います」
Q 4Q残り1分36秒に栃木のプレスをブレイクしてから決めたレイアップは、抜けた後に自分で行くという感じが最初からあったことによって生まれたフィニッシュでしたか?
「そうですね。やっぱりいいところでチームを助けたいという思いと、比江島(慎)君が前にいたのも見えたので、僕としても挑みたい気持があった。いろいろな気持が重なったプレーだったと思うので、結果的に決めることができてすごくよかったかなと思います」
Q あのビッグプレーは正にソルジャー(戦士)というニックネームにふさわしいものだったのでは?
「ありがとうございます(笑)。どんなプレーをしても熱いとか、ソルジャーらしいと言ってくださるのはうれしいなと思います」
Q その後のフリースロー3本を着実に決めたことで、3ポゼッション差になって勝利に近づく、約30秒弱の間の5点は京都にとって大きな意味があったのでは?
「そう言ってくれて僕もうれしいです。やはり大事なところで我慢してきた分、ああやってチャンスが巡ってくるというのはいいことなので、これからも自分がやることを徹して、その道のプロフェッショナルになれるようやっていきたいと思っています。これからも苦しい時に活躍できる選手になりたいなと思います」
Q ベンチから出てくる3人が経験豊富なベテランで、浜口炎コーチの信頼度も高いと思います。今日はその期待に応える仕事ができたと思いますか?
「最後で言えば、結果的にはできたかなと思いますけど、まだまだだと思う部分も多いので、もっと前半からチームを鼓舞できる選手になりたいなと思います」
Q それがいい形でできれば、京都はより強くなれますか?
「一人一人のステップアップ、僕だけじゃなくて、みんなが欠かせない。プレーオフは何としても勝ちたいので、頑張ります」
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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