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バスケット ボール コラム 2019年2月12日

【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 17】ミニインタビュー:ライアン・ロシター(栃木ブレックス #22)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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2013年に栃木ブレックス入りして以来、ライアン・ロシターは大黒柱としてチームを牽引。今季も平均20.6点、11.5リバウンドと平均でダブルダブルを記録し、11月の滋賀レイクスターズ戦でトリプルダブルを達成するなど、チームメイトへの得点機会を作り出すことのできる選手へとレベルアップしている。2月10日のサンロッカーズ渋谷戦後、3分の2が終わった今季についていろいろ話してもらった。

Q 32勝8敗でブレイクを迎えましたが、チームのパフォーマンスについてどのような印象を持っていますか?
「このような成績を残していることと、シーズンの3分の2を戦ってきてのパフォーマンスについては、ハッピーに思っている。数試合やり直せたらというのがあるけど、その敗戦から学べることは決して悪いことじゃないし、前向きに捉えられることもできている」

Q シーズン開幕前に取材した時、メンバーの顔ぶれに大きな変わりがないことの優位を生かせると言っていました。ケミストリーはある程度構築できていた点が、他のチームと違うアドバンテージになっていますか?
「スペーシングやコート上にいるメンバーの特性や傾向を理解できるということでは、すごく重要だね。終盤まで僅差の試合であっても、我々はお互いを信頼してプレーできているし、(比江島)慎もチームにフィットしつつある。彼は難しさを感じることなく我々とプレーできると思う」

Q シーズン序盤は得点面で牽引することも多かったですが、中盤からは多くの選手が得点で貢献するようになりました。今日の試合は5人が2ケタ得点だったように、バランスよく得点することの重要性をどう捉えていますか?
「多くの選手が3Pシュートを決められるし、我々はわがままなところがないチームだから、みんなでボールをシェアできている。オフェンスが苦戦している時や、どうしても得点がほしい局面になれば、私がステップアップして決められればと思っている。ボールムーブをしっかりやって、シュートの調子がいいとなれば、我々をディフェンスするのは難しくなる」

Q スコアラーとしてステップアップしている遠藤(祐亮)の成長についての印象は?
「2シーズン前かな、古川(孝敏)が足のケガをした際、彼がステップアップして7試合で2ケタ得点を記録した。我々はいつでも“彼はできる”と思っていたし、私や(田臥)勇太は常に“シュートを打て!”と言い続けていたよ。たとえ外れたとしても、彼はいいシュートを打っている。だから、我々は“打て!”と叫んでいたものさ。今季はそれをやる必要がない。自分のゾーンに入ったらシュートを打つという意識があるし、我々にとってよりいいスペースを作ることにもなっている」

Q 自身のこれまでのパフォーマンスについてはいかがですか?
「フリースローはもっと向上できると思うし、自信のレベルを上げるためにその取り組みを、日々の練習の中で継続している。30点を取ることもあれば、昨日は5本しかシュートを打たなかったけど、パスの供給源になっていたよね(8アシスト)。さっきも言ったけど、我々はわがままなところがないチーム。私がダブルチームされたら、オープンのチームメイトを見つけてパスをすれば、シュートを決めてくれるからね」

Q 比江島の加入によって貢献できる選手が増えただけでなく、どの選手も得点面で相手に脅威を与えられますね?
「比江島が加入する前から、我々はベンチの層が厚いチームだった。今は練習でより競い合うことができるようになったし、安齋(竜三)コーチが練習から激しくやることを求めているし、私はそのスタイルを気に入っている。だから、毎日100%、全力で取り組まなければならない」

Q 比江島がフィットすることをイメージすると、栃木はまだまだチームとして伸びる可能性がありますね? 「そうだね。まだまだ成長の余地がある。他のチームもレベルアップしているけど、どんな感じかを理解できるところが多い。彼はまだ順応している途中。4人はプレーをどう読めばいいかわかっているけど、彼だけそのレベルに到達していない。アイコンタクトはまだまだ」

Q 読みと反応という部分では、まだ学んでいる途中ということですね?
「その通りだ。この課題を解決できれば、我々は相手に対してより脅威を与えられるチームになるだろう」

Q ディフェンスについてですが、ピック&ロールに対して様々な対応ができるようになっていることでの好感触はありますか?
「ディフェンスをミックスするということでは、いい仕事ができていると思う。私もジェフ(ギブス)も機動力のあるビッグマンだから、そのアドバンテージを生かしたトラップができるし、ハードショウからローテーションして戻ることもできる。クォーターごとなど、試合中にチェンジングをうまくできることで、相手が常にどうやってくるのかを考えさせることはできているね」

Q 残るシーズンで重要視しているのは、ディフェンスの一貫性とハードワークですか?
「そうだね。安齋コーチは我々を信頼してオフェンスで多くの自由を与えてくれるけど、練習でも映像チェックでもディフェンスに関してはとても厳しい。ローテーションを理解し、エナジー、彼が最も重要にしている点はプレッシャーかけてハードにプレーすること。それができなければ、試合には出られないから、我々にとっていいことだよ」

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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