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バスケット ボール コラム 2019年1月7日

【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 13】代表戦での右足首捻挫が軽傷だった富樫は、休むことなく質の高いパフォーマンスを継続

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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11月30日に行われたワールドカップ予選のカタール戦で、富樫勇樹はシュート後の着地で右足首を捻挫した。その試合で戻ることができなかったものの、懸命なケアの甲斐もあって12月3日のカザフスタン戦も出場。その後のBリーグも、休むことなくプレーし続けている。その理由について富樫に聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

「代表でやったケガというのは、自分の中で思った以上に良かった。その1か月前の渋谷戦で同じ足をケガしているんですけど、そっちのほうが結構きつかった。それでも出られて実際休まずにやれたので、代表の後もそれに比べたら良かったので、全然あまり気にせずにできたかなと…」

カザフスタン戦で32分32秒間プレーしたが、直後の9日と10日に行われた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は、チームが大勝したこともあって21分間と22分間に限定できた。その後もアルバルク東京に敗れた15日以外は、いずれも出場時間が30分未満。右足首の状態が万全でないながらも、12試合連続で2ケタ得点を記録しているのは、ケガとうまく付き合いながら賢くプレーしている証と言えよう。年明け後最初の試合となった1月5日の滋賀レイクスターズ戦後、富樫は現状についてこう説明する。

「チームがすごくいい状態で、今日もケガした時以外で久しぶりに20分を切るプレータイムでした。これを今できているチームというのが、ケガが負担にあまりならずに試合を重ねられているなと思えます」

週末だけでなく、水曜日も試合というタフな日程に直面しながらも、富樫は試合翌日がオフになることで、右足首のケアと疲労回復に時間をかけられることをうまく活用している。また、千葉ジェッツの状況、選手たちの戦術理解度とチームとしての完成度がかなり高いことも、大きな助けになっている。

「大野(篤史コーチ)さんになって3年目で、基本的にやることは変わらない。いろいろなチームと戦わなければならない中で、スカウティングという部分で相手のプレーの特徴を覚えなければいけないという面では大変な部分があります。チームとしてやらなければならないことは完全にチーム全体で明確になっていて、それに対する練習を今はそこまでしなくていい状態だと思っている。そっち(相手の対策に時間をかけること)だけにフォーカスすれば、自分たちはこういうバスケットをするというのが明確ですけど、そこの部分で1年目は両方やらなければならなかった。それが今はないというわけじゃないですけど、試合の中でアジャストしながらできているので、いい感じで進んでいるかなと…」

激戦の東地区で首位に立った千葉にしてみれば、富樫の状態は常に気になるところ。しかし、ワールドカップ予選後もいいパフォーマンスを発揮できているのは、厳しい日程の中で見つけたアドバンテージを生かしている成果と言っていいだろう。

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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