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【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 10】またしても千葉に大敗の北海道。相性の悪さを解消するカギはディフェンスから?
B.LEAGUEコラム by 青木 崇12月12日に千葉ポートアリーナで行われた試合で、レバンガ北海道は60対98で千葉ジェッツに大敗した。Bリーグとなって今季で3年目を迎えるが、北海道は千葉との相性が非常に悪い。ここまで17連敗を喫しているだけでなく、平均得点差が21という数字でも明らか。ちなみに、NBL時代の2016年3月13日、船橋アリーナで対戦した際に勝ったのが最後で、スコアは77対59だった。
Bリーグになってからのボックススコアをチェックしてみると、北海道のディフェンスが千葉に対するオフェンスを止めるための答えがない。17試合中14試合でFG成功率が50%を超えており、3Pシュートを10本以上決められた試合も7度ある。千葉戦における北海道の平均ターンオーバーも15本を超え、16本以上が8試合もあったという点でも、17連敗中の平均失点が93.8という数字につながっていると言っていい。
北海道が千葉に勝てていない要素の一つが、マイケル・パーカーの存在。17連勝中の平均は14.7点、8.1リバウンド、1.6アシスト、2.8スティール(全試合で最低1本を記録)だが、貢献度を示すEFFが23.9と非常に高い。また、出場している時間帯の得失点差も16.8ということでも、パーカーが北海道にとって厄介な選手であることは理解できるであろう。
北海道が千葉相手の連敗を止めるには、タフなディフェンスを40分間継続し、パーカーをスローダウンさせることが必須。12日の試合後、「オフェンスの終わり方と、相手ディフェンスのプレッシャーに対するこちらの対応を考えていかなければならないと思います」と語った内海知秀コーチが、これからどんなチームを作っていくのか? 12月27日にホームの北海きたえーるで行われる次の千葉戦で連敗を阻止できるか否かは、新指揮官が目指すバスケットボールの浸透度を測る指標になるかもしれない。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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