【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 8】ミニインタビュー：遠藤祐亮（栃木ブレックス #9）

栃木ブレックスの17勝2敗という好成績を残している理由の一つが、オフェンス面で大きくステップアップしている遠藤祐亮の存在。田臥勇太が腰痛で欠場している中で、持ち味であるディフェンスに加え、ピック＆ロールからの得点やアシストが増加。川崎ブレイブサンダースとの2戦目は後半だけで4本決めるなど、3Pシュートが68本中32本成功（47.1％）と好調だ。攻防両面で栃木に欠かせない存在となった遠藤に、11月24日の試合で競り勝った後に話を聞いた。

Q　川崎に2連勝できたことの感想は？ 「2連戦ともタフな試合になったんですけど、今日は自分たちのディフェンスを出せなかった。後半しっかり出せて、1試合の中で修正できたのはよかったなと思います」

Q　後半より集中できたきっかけは？ 「前半がダメすぎたので、開き直ったというか、しっかりやらなければならないことはみんなわかっていたし、やらなければいけないこともわかっていました。それを後半はしっかりできたなと思っています」

Q　ターンオーバーの多かった前半から修正したことや話をしたことはありますか？ 「ターンオーバーが多い時自分たちは勝てていない。昨日（6本）も少なかったですが、今日は前半で多くトランジションで点を取られるパターンがあったので、みんなでコミュニケーションをとってターンオーバーをしないようにしました。アグレッシブに攻めながらも、ターンオーバーを少なくしていこうという話をしました」

Q　4Qでシェーン・エドワーズとのマッチアップが多かったと思いますが、そこで意識したことは？ 「外のシュート確率がいい選手ではないので、外を打たせてインサイドは攻められないように。まあミスもあったんですけど、最後の勝負の場面でしっかり守れたかなと思います」

Q　逆転のフローターを決めた時にニヤっとしていましたが、思った通りのシュートだったのですか？ 「思ったとおりではないですけど、打ったら入る感覚がったので、楽しかったというか、ベンチが盛り上がっていたので、という感じです」

Q　4Qに得点が伸びましたが、3Qから変えたことや意識したことはありましたか？ 「昨日からですけど、自分の感覚でシュートを打てていなかったし、どこかフワフワしている部分があって、タイミングよく打てていなかった。後半はコーチからも積極的に行けと言われていたし、こういう試合では打たないと入らないし、気にしていても仕方がない。積極的に打った結果入ったので、1Qからそういったメンタルでできるようにしていきたいなと思っています」

Q　喜多川修平がいないことで、シューターとして点を取りに行くという役目でも期待は大きいのでは？ 「チームのスコアラーがいなくなって、自分は去年アシストにまわることが多かったです。今年は修平さんがいない分、自分が取らなければいけないということと、3Pの数を増やすためには自分が打たなければならないというのがあります。今は3Pの確率がいいので、これが続けばいいなと思いますが、入らなくても今日みたいに打ち続けられれば…」

Q　3Q序盤に2本立て続けに3Pシュートを決めたことでリズムをつかんだ感じがしましたし、滋賀レイクスターズ戦（11月4日に5本の3P成功）を思い出すような感じがしましたか？ 「滋賀戦は途中から出て、本当に勢いでやろうという感じでしたが、今日は前半慌てていた部分があったので、後半になってより周りが見えるようになってきて、落ち着いてできたことがシュートにもいろいろなプレーにつながったと思います」

Q　ライアン・ロシターとのピック＆ロールに対し、川崎はディフェンス対応で苦しんでいました。そこで優位に立ってシュートを決めていたという感じはありましたか？ 「ライアンも反省点でスクリーンをしっかりかけるというのがあったので、しっかりかけてくれたことやファジーカス選手がディフェンスするところでアドバンテージができました。昨日はできなかったんですけど、今日はそこを突いて攻めようと思っていました」

Q　フローターは今季から取り組み始めた感じですか？ 「今まで苦手意識があったんですけど、今年は取り入れるようになって、ピックのところでは余裕を持ってできるようになりました」