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バスケット ボール コラム 2018年11月15日

【Bリーグ 2018-19第10節 北海道 vs 川崎プレビュー】#18鎌田の存在感により多彩な選手構成が可能となった川崎。北海道はインサイドの攻防で我慢が必要。

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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2020年1月に開催されるB.LEAGUE ALL-STAR GAMEの開催地が北海道に決まった。『BREAK THE BORDER』を掲げ、3つのミッション「世界に通用する選手やチームの輩出」・「エンターテイメント性の追求」・「夢のアリーナの実現」に向けて積極的な仕掛けを続けるB.LEAGUE。ALL-STAR GAMEでは『B.STYLE』をテーマに、地域創生と革新性の融合性を図る取り組みの発表をしたばかり。2018年、熊本県でB.LEAGUE ALL-STAR GAME開催された際に実施された社会貢献活動『B.LEAGUE HOPE』の活動とも合わせ、北海道に様々な活力がもたらされるであろう。

来年に控えた好機を追い風にしたいレバンガ北海道であるが、ここ最近は勝ち星が伸びずに苦しんでいる。5連敗を脱したかと思えば、現在は3連敗中。強豪が揃うB1東地区の中で着実な存在感を見せているものの、栃木ブレックス、千葉ジェッツ、アルバルク東京ら、地区内の上位グループに約5ゲームほどの差になった。勝ち星をもぎ取り、上昇の機運を掴み取りたい。

そんな北海道にとって、今節の川崎ブレイブサンダースとの対戦は試金石の1つ。年に1度、帯広市での開催でもあるだけに勝利を届けたい。本稿では、北海道にとって注意すべき項目を3つ挙げ、本カードを分析したい。

1つは、川崎#18鎌田裕也の台頭。外国籍選手が同時にコートに出場できるルールが変わった今季序盤こそ出場時間を減らすも、強靭なフィジカルコンタクトでインサイドを守り、Pick&Rollでの献身的な働きでチームの潤滑油として活躍。鎌田が外国籍選手にもマッチアップ出来る計算が立ったことで、#31シェーン・エドワーズのアウトサイド起用など幅広い戦術を可能にした事は大きい。とはいえ、#11桜井良太、#23野口大介、#17川邉亮平ら、頼れるフォワード陣は北海道のストロングポイントでもあるだけに、マッチアップに注目をしたい。

2つめは、国内屈指の点取り屋である川崎#14辻直人へのディフェンスだ。前節、A東京戦の初戦ではeFG%という指標で70%を記録。改めて、その存在感を印象付けた。第2戦、徹底マークで辻を封じるも、第3ピリオドでこの試合初の3Pを沈めた瞬間にルカHCがタイムアウトを請求するほど。その時点で2桁リードを保っていたA東京だが、「乗せてはいけない」選手として辻を警戒している様にも見て取れた。#1関野剛平らのディフェンスが鍵を握る。

3つ目は、怪我の影響も感じさせた不調から復調しつつある#22ニック・ファジーカスの存在だ。柔らかなシュートタッチと幅広いシュートレンジの脅威は北海道にとっても織り込み済み。加えて、#18鎌田の存在により、#21バーノン・マクリン、#31エドワーズらとを戦況に合わせて組み合わせが出来る事も鍵。北海道のインサイドを支える#13デイビッド・ドブラス、#15マーク・トラソリーニ両選手は出場時間が長くなる傾向もあるだけに、勝負所でのディフェンスリバウンドやゴール下での攻防が気がかり。日本代表候補にも選出された#10市岡ショーン、または前述のフォワード陣がインサイドの攻防を何処までサポートできるかが命運を握ると感じている。

また、前節、退場処分となった関係で、川崎は北卓也HCが不在。佐藤賢次ACが初戦の指揮を執る。同氏は、中学生時代の全国大会での活躍から「奈良のジョーダン」と報道をされた事もあり、名門・洛南高校、青山学院大学で活躍、バスケット界を代表するスター選手の1人。コーチとしても、日本代表のアシスタントコーチとして、2015年FIBAアジア男子バスケットボール選手権、2016年FIBA 男子オリンピック世界最終予選(OQT)などを歴戦、国際経験も豊富だ。この試合だけで大幅に何かを変えてくる事は考えにくいく、かつ、豊富な経験を活かして的確なマネジメントを発揮する事が予想されるが、両チームともにゲームの立ち上がりが重要になっていくはずだ。

代替画像

片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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