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昨季終盤の4月28日、三遠ネオフェニックスの司令塔鈴木達也は、新潟アルビレックスBB戦で左肩関節亜脱臼というケガに見舞われた。今季の開幕に間に合わないことから、三遠は渡邊翔太と寺園修斗を入団させてポイントガード不足の解消を図ったものの、ゲームメイクがうまさとシュート力を兼備した鈴木の穴は簡単に埋められない。
鈴木が戦列に戻ったのは10月27日の新潟戦。それまでの8試合、三遠がアシストで20本を超えたのは京都ハンナリーズに勝った開幕戦のみで、15本未満の試合が3試合あった。しかし、11月3日のレバンガ北海道戦で先発に戻った鈴木は、22分53秒間のプレーで10アシストを記録。チームも今季最多となる27アシストという数字を残して勝利を手にしたことで、改めて鈴木のゲームメイクが三遠にとって大きな意味を持っているのは明らかだった。
「フェニックスらしいバスケができたから、みんなも見ていて楽しかったと思うし、僕たちも僕たちらしいバスケができてよかったです」
試合後のインタビューでこう語った鈴木だが、翌日は23分22秒で1アシスト。チーム全体でわずか13アシストという数字では、北海道に雪辱されるという結果に終わっても驚かない。チームの平均68.58点がB1最下位という現状を打破するためにも、鈴木の完全復活は三遠の今後を左右する要素になりそうだ。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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