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バスケット ボール コラム 2018年5月18日

【Bリーグ 2017-18 チャンピオンシップ 準決勝 三河 vs A東京 プレビュー】昨季、共にCS準決勝、アウェーの地、10分間のGAME3で涙を呑んだ両チーム。ファイナル進出をかけて激突!

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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昨季は共にCS準決勝、アウェーの地、10分間のGAME3で涙を呑んだ両チームが、本年はシーホース三河のホームでの激突となった。前身のチームより国内バスケットボールを常に牽引する両チームであるが、ここ数年は、優勝タイトルにあと一歩届かずに悔しい形でシーズンを終えている同士でもある。

レギュラーシーズン中の対戦でも、CSの準決勝、または決勝戦で対戦する事を常に意識しあってきた間柄でもあるだろう。2代目となるB.LEAGUEの称号を手にする為には、どちらにとっても勝ち抜かなければならない戦いだ。準々決勝、”BREX MENTALITY”で栃木ブレックスからの猛追を受けるも、エース#6比江島慎の試合を決定づけるシュートで勝利を掴んだ三河。

豊富なタレントと攻守におけるバランスの良さはリーグでも卓越した存在だ。絶対的なシュート力を誇る#14金丸晃輔、前線からの激しいディフェンスと正確な3Pシュート、何よりも闘志溢れるプレーでチームを牽引する#0橋本竜馬、ローポストからのアタックとアシストパスで存在感を発揮する#32桜木ジェイアール、#0橋本に続けとばかりにディフェンスでハッスルする#4狩俣昌也ら、枚挙にいとまがない。

しかし、数少ない弱点があるとすれば、それはピック&ロールに対する守備の対応だ。208cm・133kgの#5アイザック・バッツは、ゴール下では存在感を見せるが、ゴールに遠い位置での守備は決して得意ではなく、老獪なプレーが光る#32桜木も決して得意な方ではない。事実、栃木との対戦では、機動力のある#4ジェフ・ギブス、アウトサイドからのシュート力もある#32ライアン・ロシターらで仕掛けるピック&ロールの対応に苦しんだのが猛追を受けた要因の一つと言ってよいだろう。

アルバルク東京は、そのピック&ロールを攻撃の主体とするチーム。欧州リーグでも経験が豊富なA東京のルカ・パヴィチェヴィッチ氏はSpacingとTiming、そして状況判断に強いこだわりを持つHC。シーズン後半こそ怪我人の影響もあって、やや失速したが、序盤戦から見せ続けてきた大胆かつ緻密な美しいオフェンスは見事の一言。三河ディフェンスの特徴に応じ、大一番に向けて、入念な準備を重ねて挑むはずだ。

主に、仕掛け役を担うのは、絶対的なエース#24田中大貴であり、カナダ、フィリピンリーグなどの海外経験も豊富な#3安藤誓哉の2人。シーズンを通じて磨き続けてきたピック&ロールの状況判断力はリーグ屈指で、献身的にゴール下へ飛び込む#53アレックス・カーク、正確な3Pシュートを武器とする#31ジャワッド・ウィリアムズとのコンビネーションも抜群。ピック&ロールを熟知した相手に対し、三河はどのような戦法を用意してくるか。

反対に、A東京にとっての脅威は、#32桜木ジェイアールの存在だ。マッチアップが予想されるのは、#15竹内譲次だ。A東京は、シーズンを通じ、キープレイヤーに対して1対1で守り切る方針を多くの試合で遂行してきたチーム。不必要なディフェンスでのズレを生まない為の戦略でもあるが、シーズンを通じた個々のレベルアップや、責任領域を明確にする事で選手の成長も促している意図もあるように思われる。今シーズン、様々な強者とマッチアップを続けた経験を大一番で発揮できるかどうかが勝敗を巡る鍵となる。

また、抜群の突破力と跳躍力を持つ#6馬場雄大の存在はA東京にとっては大きなアドバンテージ。自らリバウンドをもぎ取ってからのファーストブレイクへと持ち込む脚力は必見で、豪快なダンクシュートがチームに与える活力は非常に大きい。

学生時代からのライバル関係でもある#6比江島慎と#24田中大貴、両チームのエース同士の活躍は勿論ながら、勢いのある#6馬場雄大、攻守において存在感を発揮する#10ザック・バランスキー、三河であれば#12西川貴之、#16松井啓十郎らの存在にも注目したい。

Bリーグ 2017-18 チャンピオンシップ準決勝 放送予定

◇準決勝第1試合
5月19日 (土) 午後6:00
シーホース三河 vs. アルバルク東京
◇準決勝第2試合
5月20日 (日) 午後6:00
シーホース三河 vs. アルバルク東京

Bリーグ 2017-18 チャンピオンシップの放送予定

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片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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