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★★★:桜木ジェイアール(シーホース三河 #32)
チームメイトの金丸晃輔も横浜ビー・コルセアーズ戦ですばらしいパフォーマンスを見せたが、チームにもたらすものの大きさを理由に桜木を選出。特に1戦目は相手がオンコート1の時に生じるミスマッチで着実に得点を稼ぎ、31点が今季最多だった。2戦目は17点と得点が減ったといえ、視野の広さを発揮して6アシストを記録。リバウンドも9本ずつとフロントラインの仕事を堅実に行った結果、EFFは2試合連続で30を超えていた。41歳になっても楽々ダンクをする身体能力とバスケットボールIQの高さは、三河が強豪であり続ける要因と言える。
★★:晴山ケビン(京都ハンナリーズ #7)
島根スサノオマジック戦で今季初となる同一カード2戦連続の2ケタ得点をマーク。1戦目は3Pを2本とも成功させるなど10点、2戦目11点中9点を引き離した3Qで稼ぎ、勝利に貢献した。2戦目のEFF16は今季最多タイの数字(3回目)であり、ここ10試合で4度目の2ケタということでも、いい仕事をしていることは明らか。川崎ブレイブサンダース時代は出場機会に恵まれなかったが、新天地の京都でチャンスをつかんだのはまちがいない。非凡な身体能力とシュート力を武器に、晴山は相手チームにとって要注意の選手になりつつある。
★:野口大介(レバンガ北海道 #23)
アルバルク東京とのアウェイ戦は1勝1敗に終わったが、身長でミスマッチとなる竹内譲次への対応で奮闘しただけでなく、得点面でも貢献。1戦目は1Qで2本の3Pを決めるなど15点を奪い、競り勝った2戦目は5本すべてのFGを決めての11点をマークした。北海道は外国籍選手を除くと、フロントラインのサイズが小さいだけに、196cmの野口は貴重な戦力。成功率が39.1%という数字が示すように、オープンにしてしまうと危険な3Pシューターであり、ここ5試合は11本中7本成功と好調だ。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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