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バスケット ボール コラム 2018年3月23日

【Bリーグ 2017-18第24節 栃木 vs 川崎プレビュー】両チームの戦いで思い返されるのは昨季のB.LEAGUE FINALであろう

B.LEAGUEコラム by 片岡秀一
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前節、ホームで滋賀レイクスターズに2勝し、連勝を8に伸ばした川崎ブレイブサンダース。今節は、リーグ随一の熱狂的なファンを持つ栃木ブレックスとの対戦だ。栃木は、12月24日以降、ホームでは全勝と好調。前節、アウェー千葉との初戦でも、ハードなディフェンスが効いて、#31喜多川修平の決勝点で大逆転勝利。続く2戦目では敗れるものの、 アウェーで貴重な1勝を掴み取った事は大きい。

東地区上位3チームに勝ち星で食らいつくと共に、ワイルドカード2位枠で他チームに勝ち星「2」差を付けた。チームスローガンであるBREX MENTALITY、その意味合いに含まれる「最後まで諦めずに戦う姿勢」・「どんな困難も必ず乗り越えようとする姿勢」を体現する見事な戦いだった。

栃木と川崎の両チーム、今季の対戦戦績は1勝1敗だ。昨年、レギュラーシーズンでは1勝1敗であったが、両チームの戦いで思い返されるのは昨季のB.LEAGUE FINALであろう。

中盤以降、川崎が一歩リードするも、ここでも栃木の「最後まで諦めずに戦う姿勢」が勝利を引き寄せた。#4ジェフ・ギブスの連続オフェンスリバウンド、#0田臥勇太のルーズボールが栃木を勢いづけ、チームに栄冠をもたらしたのは記憶に新しい。前節の千葉戦でもピック&ロールに対する攻撃的なディフェンスが千葉のリズムを狂わせた。試合終盤でも集中力を切らさずに最後まで戦い抜くことは栃木のスタンダードといえる。

川崎としても、#7篠山竜青、#0藤井祐眞の両PGを中心に、常に激しい攻防を牽引するチーム。昨ファイナル、終盤のハッスルプレーで圧倒された#4ギブスに対しては、同じく身体能力に優れた#00ジョシュ・デービスとのマッチアップも面白い。40分間、見逃せない展開になるだろう。

NBL最終年、レギュラーシーズン2位の栃木に対し、プレーオフでアップセットを果たしたのが川崎。その勢いのままにNBL最後の王者にも輝いた。そして、B.LEAGUE初年度、レギュラーシーズン最高勝率の川崎に対し、2位の栃木がファイナルで勝利。この事からも、改めて、両チームが国内バスケをリードする存在であることが分かる。

また、今節も、栃木戦の解説は、元日本代表で、栃木ブレックスでもプレーをした網野友雄氏(白鴎大学)が務める。同氏は、代表チームでの豊富な海外経験、国内トップリーグでの豊富な競技経験に加え、大学院では、「バスケットボール競技における延長戦の記述分析的研究」を研究され、競技的、学問的な両方の側面でバスケットボールを学ばれている稀有な存在。両チームが接戦になればなるほど、細かな戦術、ゲームの勝敗を分ける要因、着眼点について、網野氏の深い洞察から、観戦者に対して様々な知見が語られるはず。バスケットファンにとっても、競技者にとっても、コーチにとっても、両チームの激戦と相まって、貴重な智慧となるのではないだろうか。

Bリーグ 2017-18 放送予定

☐ 第24節
3月24日 (土) 午後3:00 生中継
栃木ブレックス vs. 川崎ブレイブサンダース
3月24日 (土) 午後6:00 生中継
琉球ゴールデンキングス vs. 富山グラウジーズ

24節以降の放送予定

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片岡秀一

埼玉県草加市出身。1982年生まれ。 ゴールドスタンダード・ラボの編集員としてクリニックレポート、記事の企画・編集や、クリニックなどの企画運営をし、EURO Basketball Academy運営も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。

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