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野球 コラム 2026年8月23日

山本由伸、抜群の安定感で4連勝に導く

MLBコラム by 山田 結軌
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試合前に調整する山本

上位ではないが、決して侮るような相手ではない。パイレーツは試合前時点で63勝66敗と負け越しを抱えながらも、チーム1136安打、646得点はメジャー全体1位の攻撃力を誇る。

8月21日(日本時間22日)の試合で、ドジャースの山本由伸投手(28)は6回1/3で107球を投げ、5安打2失点、1四球、9三振を奪い好投。延長10回5-4の勝利に貢献した。チームは4連勝した。

メジャーリーグ中継2026

「調子自体もまあまあ良かったので、自信を持って、ランナーが出てからも、落ち着いて1人ずつ抑えていこうと思いました」

4-2とリードした状況で降板し、自己最多となる13勝目の権利を持っていたが、救援陣が8回に同点を許して勝敗はつかなかった。山本は初回と3回に1点ずつを失ったものの、その後は立て直した。3回途中から9打者連続でアウトを奪うなど、強力打線を封じた。

前回14日(同15日)のブルワーズ戦に続いて2試合連続の9奪三振。8月は4先発で26回、自責点6、防御率2.08。4試合すべて3失点以下に抑え、シーズン終盤も安定した投球を続けている。

山本は初回と3回にニック・ゴンザレス(27)の適時打で1点ずつを失ったが、その後は追加点を許さなかった。2試合連続となる9三振を記録し、8月の好調を維持している。

◆8月の4先発
・26回
・自責点6
・防御率2.08
・27奪三振
・7四球

8月1日のレッドソックス戦は8回3失点、8日はダイヤモンドバックス戦で5回2/3無失点、14日はブルワーズ戦で6回1失点、21日は6回1/3を2失点。4登板すべて自責点3以下に抑えている。

今季23先発を終えた成績は12勝7敗、防御率2.61、151回2/3、145奪三振、WHIP0.90、被打率.187。WHIPと被打率はいずれもナ・リーグ2位、防御率と投球回は同5位、奪三振は同11位に位置する。

走者を出す頻度の低さが、安定した投球を支えている。この日は今季最多109球にあと2球の107球。100球以上は23先発で12度目となり、昨季レギュラーシーズンの10度をすでに上回っている。

自己最多13勝目は持ち越しとなったが、シーズン終盤でも先発陣の軸として長いイニングを任され、結果を残している。

試合後、メディア対応する山本

「連勝していましたし、明日はスクーバルがまた投げますし、きょうはすごく大事な日だなと、僕の中では思っていました」

安定感を象徴する数字がクオリティ・スタート(QS)だ。今季23先発のうち18試合で、先発投手が6回以上を投げて自責点3以下に抑えるQSを達成。QS率78.3%は、規定投球回到達投手ではMLBトップとなっている。

ドジャースは昨季まで4年連続、2013年から13年間で12度の地区優勝を達成。今季もナ・リーグ西地区を制すれば、5年連続、14年間で13度目となる。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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