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野球 コラム 2026年9月30日

村上宗隆、ポストシーズン初出場で主導権を握る1打点

MLBコラム by 山田 結軌
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ワイルドカードシリーズ第1戦に備える村上

ポストシーズンの戦いで好スタートを切る流れを作った。ホワイトソックスの村上宗隆(26)が、初めてのポストシーズンで勝利につながる仕事だった。

9月29日(日本時間30日)、敵地ダイキンパークで行われたアストロズとのワイルドカードシリーズ(3回戦制)第1戦に「4番・一塁」で先発し、3打数1安打、1打点。チームは終始、リードを守り、6-3で快勝し、2勝勝ち抜けのシリーズで先勝した。

ポストシーズン ワイルドカードシリーズ

1回だった。1死1・3塁の好機で打席に入り、右翼へ先制の犠飛。試合前から第1戦の重要性を強調していた村上は、まず走者を生還させることを考えた。

「なんとか先制点を取りたいなと思っていましたし、チームにとってもすごく大事な1点だなと思っていたので、なんとかランナーを返せるようにと思って打席に立ちました」

本塁打や安打ではなくても、短期決戦では1点の価値が大きい。相手は今季2勝5敗と負け越したアストロズ。村上は「もちろん、ヒットやホームランが一番いいんですけど、最低限のことができたのは良かったなと思います」と振り返った。

今季はメジャー1年目で127試合に出場し、打率.207、35本塁打、77打点、OPS.825をマーク。一方、8月5日から9月3日までは打率.129(101打数13安打)、5本塁打、45三振と苦しんだ。最後の10試合では4本塁打、OPS1.062まで持ち直した。

復調の流れで迎えた初のポストシーズン。左投手から逆方向へ安打も放ったが、大舞台を必要以上に意識することはなかったという。

チームメートと話す村上

「特にあまり感じなかったですね。正直、普段通りに試合に入ることができました」

チーム全体にも同じ空気があった。村上によると、シーズン後半からポストシーズンを意識したプレーを続けてきた。

ベンチにも「みんなが勝つんだっていう意識」があり、初めて10月を戦う若い選手が多い中でも、普段と変わらない雰囲気で初戦に入れたという。3年連続100敗以上から巻き返してつかんだ舞台でも、過度に力む様子はなかった。

守備でも6回、不規則な回転がかかった打球はイレギュラーバウンドして1・2塁間へ。滑り込みながら好捕した「あれぐらい捕らないと使ってもらえないと思うんで。普通のことかなと思います」と淡々。攻守で勝利に貢献した。

そして、勝利の余韻に浸る様子もない。

「頭(第1戦)を取ることが大事なんで、明日もしっかり集中して勝てるように頑張りたいなと思います」

敵地でシリーズ突破に王手をかけたホワイトソックス。村上も「明日も勝つしかない」と連勝での突破を目指す。35本塁打を放ったメジャー1年目は、レギュラーシーズンで完結していない。初めてのポストシーズンで、勝利に必要な仕事を積み重ねていく。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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