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野球 コラム 2026年4月24日

【広島好き】カープ、ファームリーグでの野手陣の状況

野球好きコラム by 大久保泰伸
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マツダスタジアム

4月23日の東京ヤクルト戦で、2試合連続の完封負けを喫したカープは、チーム打率.202、同48得点でいずれも12球団ワーストと、今季も貧打、得点力不足に苦しんでいます。

開幕当初は1番から4番までドラフト1位選手を並べるなど、次代の主軸育成を目的としたスタメンで挑んでいましたが、22日の試合では開幕から4番起用が続いた佐々木 泰が7番、開幕2番だった中村 奨成はスタメン落ちとなりました。

21日の同カードでは、スタメンで起用した秋山 翔吾野間 峻祥のベテラン2人が打点を挙げて勝利するなど、現実的な選手起用も見えてきていますが、貧打解消にはまだまだ、という状況です。

既存の選手でレベルアップをはかる現状のチームでは、ファームからの選手でチームの底上げをはかるしかないところですが、現在の二軍に救世主となれる選手はいるのか。今季からスタートしたファームリーグ西地区の選手の成績を見てみましょう。

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レギュラークラスで、最も成績を残しているのが林 晃汰で、22試合の出場で打率.297をマークしています。

左の和製大砲候補として、毎年のようにブレイクが期待されている選手ですが、1本塁打、7打点とポイントゲッターとしてはやや物足りない数字で、守備面の不安も一軍昇格への障壁となっています。

一軍実績で言えば、昨季は65試合で4番打者として起用された末包 昇大が、今季はまだ一軍昇格もありません。

ファームリーグではチーム最多の25試合に出場していますが、打率.205と低迷。チーム最多タイの2本塁打、同2位の9打点をマークしていますが、出塁率(.259)と長打率(.346)を足したOPSは.605と、一軍でも主軸を担った選手としては、物足りない数字と言わざるを得ません。

一軍経験者と言えば、2024年には侍ジャパンに選出され、開幕スタメンに抜擢された田村 俊介も今季はまだ一軍出場がなく、ファームでは18試合の出場で打率.265、5打点で本塁打はゼロ。OPS.696もファームでの数字としては、特筆すべきものとは言えないでしょう。

近年は高卒の右の大砲候補コンビとして期待される内田 湘大仲田 侑仁ですが、内田は15試合の出場で打率.244、0本塁打、4打点、OPS.559、仲田は14試合の出場で打率.139、1本塁打、2打点、OPS.470と、完全に伸び悩みの状態となっています。

昨季、育成から支配下登録され、思い切りのいい打撃を見せた前川 誠太は19試合出場で打率.237、4打点。2本塁打とOPS.676はまずまずの数字と言えますが、一軍昇格にはアピールに欠ける成績となっています。

同じく育成出身で一軍経験もある中村 貴浩に至っては、19試合出場ながら打率.093、本塁打、打点ともゼロと低迷しています。

逆に現在は育成契約ですが、可能性を感じさせるのがルーキーの岸本 大希で、16試合の出場で打率.271、5打点をマーク。名原 典彦も16試合の出場で打率.278、3打点、盗塁数はチームトップの6盗塁。さらにドミニカアカデミー出身のラミレスは、22試合の出場で打率.265、1本塁打ですが、11打点はチームトップの数字です。

春季キャンプやオープン戦でも一軍に抜擢された高卒ルーキーの西川 篤夢は、打率.200、本塁打、打点ともゼロですが、出塁率は.394と高い数字を残しています。逆に本来なら一軍にいるべきベテランの堂林 翔太は16試合の出場で2本塁打、9打点はチーム上位の数字ですが、打率.170は深刻な打撃不振の状態と言うべきでしょう。

こうしてみると一軍で即、起爆剤になれるような成績を残している選手は、あまり見当たらないようですが、育成重視のチーム方針で、ファームからの底上げは必須で、チームを活性化する新戦力の台頭に期待したいところです(成績は全て4月23日時点)。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

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大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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