人気ランキング
コラム一覧
勝又温史(ベイスターズ)
4月21日の阪神戦で勝又 温史が自身初の猛打賞を記録しました。7番・レフトでスタメン出場した勝又は、5回、7回、8回に3打席連続でタイムリーを放ち、プロ初の3安打で4打点を記録してチームの勝利に貢献しました。
今季でプロ8年目を迎えた勝又ですが、2018年に日大鶴ヶ丘高校からドラフト4位で入団した際は、最速153キロの剛腕で期待された投手でした。
しかし、課題の制球難を克服できず、プロ3年目を終了した2021年オフに戦力外通告を受け、野手として育成で再契約。2023年のシーズン終了後に支配下登録となり、昨季は初の一軍出場でプロ初安打をマークしていました。
これまでに野手転向で成功した選手は少なくないですが、今回はベイスターズで投手から野手に転向した主な選手について調べてみました。
J SPORTS STADIUM2026
ベイスターズに限らず、NPB史上でも、最も投手から野手への転向が成功した選手と言えるのが、1998年日本一のチームでトップバッターだった石井琢朗でしょう。
1988年のドラフト外で足利工高校から入団した石井は、当時は本名の石井忠徳が登録名で、1年目からプロ初先発初勝利を記録。
「桑田(真澄)二世」と評されるなど、将来を嘱望されていましたが、2年目は一軍登板がわずか2試合、1991年も9試合の登板で未勝利に終わり、1992年から本人の意向もあり内野手登録となり、登録名も現在の石井琢朗に変更しました。
その後の活躍は改めて書くまでもありませんが、投手として勝ち星を挙げた選手としては川上哲治(巨人)以来、史上2人目となる通算2000安打という快挙を達成しました。
石井琢朗と同時期に横浜でプレーした畠山準も、投手から野手に転向した選手でした。「山びこ打線」の徳島・池田高校でエースとして夏の甲子園優勝投手となった畠山は、82年ドラフト1位で当時の南海ホークス(現福岡ソフトバンク)に入団。プロ2年目の84年には32試合に登板して5勝(5完投、12敗)をマークしました。
しかし、その後は伸び悩み、1988年に故障もあり野手に転向。プロ初本塁打も記録しましたが、1990年オフに自由契約となり、翌年にテスト生として当時の横浜大洋ホエールズに入団しました。
移籍2年目の1992年にはランニング本塁打を記録するなど、10本塁打をマーク。1993年には128試合、1994年は127試合に出場して規定打席に到達し、1998年にはリーグ優勝、日本一の一員となるなど、1999年までの現役生活16年で通算483安打(打率.255)、57本塁打、240打点を記録しています。
成功例とは言えませんが、2000年代では2006年高校生ドラフト1巡目で小川工業高校から入団した北 篤が2年間、投手としてプレーした後、内野手に転向しています。
ルーキーイヤーには、当時は湘南シーレックスと称していた二軍で、イースタン・リーグ17試合に登板して2勝4敗、防御率4.48の成績を残しましたが、翌2007年に右肘の疲労骨折で手術となり、同年の秋季キャンプで内野手転向となりました。
ベイスターズでは2010年にプロ初安打、2011年にはプロ初打点も記録しましたが、2012年までの3年間で22試合の出場にとどまり、2012年オフにトレードで北海道日本ハムに移籍。2014年には自己最多となる29試合に出場して2本塁打をマークしましたが、2015年オフに再びトレードで巨人に移籍となりました。
巨人ではイースタン・リーグで67試合に出場して打率.275、5本塁打、28打点を記録しましたが、一軍出場は3試合のみで、2017年オフに戦力外通告を受けて現役引退となりました。
横浜DeNAベイスターズ 2026
その他にも、プロ入り後は野手としてのみの出場ですが、首位打者のタイトルも獲得した金城龍彦は社会人野球の日本選手権優勝投手でした。本塁打王2回の村田修一も東福岡高校時代は投手で、春のセンバツであの松坂大輔と投げ合い、高校日本代表にも選ばれています。
プロ8年目の今季、一軍定着を果たしつつある勝又の未来はどうなるのか。大ブレイクに期待したいところです。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
広島 vs. 横浜DeNA(04/17) J SPORTS STADIUM2026
4月17日 午後5:55〜
-
広島 vs. 横浜DeNA(04/18) J SPORTS STADIUM2026
4月18日 午後1:55〜
-
広島 vs. 東京ヤクルト(04/21) J SPORTS STADIUM2026
4月21日 午後5:55〜
-
広島 vs. 横浜DeNA(04/19) J SPORTS STADIUM2026
4月19日 午後1:25〜
-
広島 vs. 東京ヤクルト(04/22) J SPORTS STADIUM2026
4月22日 午後5:55〜
-
中日 vs. 広島(04/15) J SPORTS STADIUM2026
4月15日 午後5:55〜
-
横浜DeNA vs. 阪神(04/21) J SPORTS STADIUM2026【限定】
4月21日 午後5:35〜
-
【限定】中日ドラゴンズ応援番組!ドラナビスペシャル~竜とハンバーグとサカナクション~(スターキャットチャンネル2026年4月12日放送分)
4月16日 午後5:00〜
【限定】中日ドラゴンズ応援番組!ドラナビスペシャル~竜とハンバーグとサカナクション~(スターキャットチャンネル2026年4月12日放送分)
J SPORTSで
野球を応援しよう!



