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レギュラーシーズン中、調整する山本
この大舞台では、どの試合も重要であり、分岐点になり得る。ドジャースの山本由伸投手(27)は、1敗で迎えるワールドシリーズ(WS)第2戦で先発する。
「しっかりストライクゾーンに投げていくのはいつも通り心掛けているので、いつも通りの投球ができればいいかなと思います」
第1戦前に行われた会見。自然体を強調し「いつも通り」と繰り返すコメントもいつも通りだった。
ドジャースは4-11で大敗。リーグ優勝決定シリーズまで、ポストシーズンではスネル、山本、グラスノー、大谷翔平投手(31)の先発投手陣は防御率1.40の好成績。しかし、WS進出の原動力の一つだった先発投手が崩れ、リリーフ投手の不安定さも露呈する展開だった。
「投球の基本ですけど走者をためないことだったり、そういったことを大事にやっていけたらなと思っています」
9月某日、ブルペンで調整する山本
第1戦、先発のスネルは3四球、1死球。8安打、5失点で6回途中での降板だった。山本は14日のナ・リーグ優勝決定シリーズ、ブルワーズ戦で9回111球を投げ、3安打1失点で完投勝利。
中10日で開き過ぎた登板間隔が心配だが、裏を返せば休養は十分だ。勝利のキーポイントは、山本がいかに長いイニングを少ない失点でゲームメークするか。1勝1敗でロサンゼルスに帰るため、由伸に課せられるミッションだ。
「シーズン中の試合も、大事な一戦と同じ気持ちで挑むというのは自分の中で大切にしているので、大きな違いはないと思います。
7試合制のシリーズでは第2戦が第1戦以上に重要視する一節がある。第1戦を勝利で迎えれば、移動前に連勝を期すことができる。1敗で迎えれば、連敗を避けたい一戦を託す。今回のように敗戦後の第2戦は、プレッシャーも大きくなるだろう。
「しっかり落ち着いて準備できている感じがするので、これが明日の試合の入りにつながればいいかなと思います」
粘り強く、食らいつくブルージェーズ打線に挑む。連覇への試練になるかもしれないマウンド。由伸の真価が試される。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
X(旧:Twitter)
@YamadaMLB
Instagram
yukiyamada_mlb
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