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ロッキーズ戦で先発する菊池
栄誉あるマウンドへ、準備は整った。エンジェルスの菊池雄星投手(33)は3月21日(日本時間22日)、ロッキーズとのオープン戦に先発し、5回0/3で88球を投げ、4安打1失点、2四球、5三振。3月27日、シカゴで行われるホワイトソックスとの開幕戦前、最後のオープン戦登板を終えた。
「ツーシーム、チェンジアップも試しながら要所はしっかりと三振で切り抜けた。やりたいこともしながら、本来の形も出てくると思いますし、特に3回以降ですかね、自分の形が出てきたので、ひとまず開幕に向けて非常にいい準備をして入れると思います」
4回まで2安打されるが、遊撃への内野安打と左翼手が太陽と重なったフライを捕れず記録上、二塁打になった2本。5回2死でレフト前ヒットを打たれるまで、強烈な打球は許さなかった。
85球で5回まで投げ、ここで交代かと思われたが6回のマウンドへ。「90球を投げたかった、というよりも6回に上がってほしいと(首脳陣に)言われていたので」。4番のブライアントに投手強襲の内野安打を許すが、充実した最終調整となった。直球の最速は96.3マイル(155キロ)だった。
「いい感じでステップアップしている。監督、コーチからもチェンジアップとか、今日に関してはツーシームも投げようとか、そういうリクエストももらいながら、意思疎通は新しいチームでやる上で大事にしてきました。今日やっといい感じでまとまっていました」
メジャー7年目は、3年総額6300万ドル(約94億円)でエンジェルスを新天地に選んだ。ポストシーズンには2014年以来、10シーズン遠ざかっている。さらに9シーズン連続でシーズンを負け越し、昨季は63勝99敗と苦しんだ。
菊池は昨年、32先発で9勝10敗、防御率4.50も7月末にアストロズに移籍後は5勝1敗、防御率2.70の好成績を残した。開幕投手に任命された事実は、再建を目指すチームでエースとしての役割が期待されている証だ。
ブルペン投球前、しゃがんで集中を高める菊池
「シーズンに入ってみないとわからないとこはたくさんいます。まずはキャンプで、したいことはできましたけれども、これからシーズンでいろんなことがある。あとはシーズンの中での対応になるかなと思います」
故障することなく、順調にキャンプとオープン戦を過ごした。決戦の地、シカゴはアリゾナから気温が10~15度も低くなる。
エンジェルスが巻き返しを期すシーズン。ことしのチームはいけるのか、どうか。そんな空気を左右する開幕戦の先発は、雄星の左腕にかかっている。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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@YamadaMLB
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