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小笠原慎之介(ナショナルズ)
『今の自分』で勝負する。ナショナルズと2年契約(350万ドル=約5億2300万円)を結び、メジャー1年目を迎えている小笠原慎之介(27)は先発ローテーションの最終枠を争っている。
現状では、大手サイトのMLB公式サイトや、ファングラフスでは最終枠となる5人目に小笠原の名前はない。3月20日(日本時間21日午前7時5分)のメッツ戦が、重要なアピールの場になりそうだ。
「そこにプレッシャーを感じず、自分のスタイルでしっかり投げたい」
15日にはメッツのマイナー選手中心のBゲーム(練習試合)に先発し、6回5安打3失点(自責点1)、無四球、6三振と手応えを得た投球内容だった。自らがピッチコムから、捕手に球種を伝え配球を組み立てたという。
チームからは、データをもとに各球種の使うべき優先順位が示されており、これまではそれらのデータに従い、実戦で投げてきた。一方で15日の実戦では、それらのデータに頼らず、自身が中日時代にやってきたような投球を心がけたという。
「僕が特に強いボールを持ってないので、うまく今のボールを速く感じさせるように配球をしていかなきゃいけない」
カーブで緩急を意識するなど、工夫を凝らした。ここまでのオープン戦では4試合(8回1/3)を投げ、11安打、5四球で防御率7.94と苦戦していた。だが「ボールに関してもアジャストできているし、ピッチクロックも全然アジャストできている。その時の僕とは全然違う」と約1カ月間で成長も実感している。
だからこそ、己を培った日本流の投球術で次戦に挑む。ボールをコントロールできる自信もある。先発枠を勝ち取るための『最終テスト』には、自分の感性、配球プランで臨むつもりだ。
チームメイトと談笑する小笠原慎之介
「チームメイトには恵まれている。いろいろ対話もしていますし、楽しみながら過ごしています」
チームメートに日本語を教えるなど、雰囲気には馴染んでいる。米国の食事も苦にならず、キャンプ地周辺のレストランを開拓。
滞在先のホテルの部屋にはキッチンがないため、週に4日もタコスショップに行ったり、タイ料理のレストラン、日本食店など外食ばかりだが、快適に過ごしている。あとは、マウンドでの結果のみ。先発投手の最終枠を全力でつかみにいく。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
X(旧:Twitter)
@YamadaMLB
Instagram
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