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2024年は“大谷時代”の幕開けとなるか
“自分のこと”から、チームへ。大谷翔平投手(29)の野球人生は新たな段階に入る。
「明確な勝利を目指すビジョン」
「勝つが僕の中で一番大事なことかなと思います」
「優勝することを目指しながら、そのところで欠かせなかったと言われる存在にまずはなりたい」
ドジャースの入団会見で語ったコメントには、勝利にこだわる決意がみえた。
日本ハムからエンゼルスに移籍した6年前。まず目指さなければいけなかったのは、メジャーで二刀流を続けるために成長し、周囲に結果を示すことだった。もちろん、その過程でチームの勝利に貢献し、プレーオフの戦いを望んだことは間違いない。しかし、立場と地位が激変したのは2021年。46本塁打&100打点、23先発(130回1/3)を投げ9勝を挙げ、ア・リーグMVPを獲得した二刀流としての潜在能力を発揮した。それ以降は、それまで以上にチームの勝利への渇望が増したように感じた。
ドジャースでは、一定条件でのオプトアウト(契約破棄条項)はあるが、基本的には10年間を過ごす。2024年7月には30歳を迎える。30代は、リーダーとなり、チームの中心を担うことになる。
極端な表現にはなるが、若かりし頃は“自分のことだけ”でよかった。二刀流を突き詰め、体を鍛え、パフォーマンスを上げる。当然、そのことはチームが勝利する確立をアップさせることにも直結する。しかし、これからはまずどうすればチームが勝てるか、そのために自分はどのレベルでパフォーマンスを発揮しなければいけないのか、そしてそのパフォーマンスをどれくらいの期間、維持すればいいのか、ということが大谷自身が生活とプレーに据える第一になるのだろう。
2023年のWBCで後輩たちを引っ張り、刺激を与え、チームのど真ん中で優勝へ導いたようにドジャースでも常に勝利の立役者を務めることが期待されている。そして、ワールドシリーズ制覇を成し遂げ、大谷自身が誓ったように「欠かせなかったと言われる存在」になるべく、メジャーリーグでの第2章が始まる。チャンピオンチームで主役を張ることが、世界のスポーツ史上最高額となる7億ドル(約1015億円=10年)の契約を結んだ選手としての価値となるはずだ。
期待通りの活躍か、期待や想像を超えるのか。ドジャースの黄金期と“大谷時代”が幕を開ける。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。
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@YamadaSANSPO
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