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最強ブレーブス打線が刺激になったメッツ千賀
越えるべき高い壁を意識した。
「強い、こういう相手に投げるためにアメリカに来たんだなあ、とか思う日はだいたい、何日も前から違う自分がいるのは分かっている。今日もそういう相手。本当に楽しみたいな、と思いながらマウンドに上がりました」
メッツの千賀滉大投手(30)は8月13日のブレーブス戦後にそう語った。ナ・リーグ東地区で首位を独走している強敵。チーム打率・273、総得点684点、227本塁打、OPS・846などのチーム成績はいずれもメジャー1位の数字だ。文字通りメジャー最強の打線に立ち向かった。
「本当にきょう一日は、僕にとって大切な一日。この強いチームに対して、自分が今、何が通用して何が足りないかがはっきりと分かった。このチームをしっかり抑えられるようになることが、今の僕の目標と思えるいい登板になった」
一回の立ち上がりに2安打、2四球などで3失点するが、その後はゼロを並べ、6イニング(107球)を投げた。4安打3失点と粘り、7-3とリードを保ってマウンドを降りた。
3日間でダブルヘッダーを含む4連戦で3連敗中だったメッツ。1点差まで追い上げられるが、逃げ切り千賀は9勝目を挙げた。それでも千賀には「抑えた」という意識はない、という。
「みての通り、フフッ、野球好きな人がみたら笑いが出るくらいの(すごい)打線。抑えた当たり(打球)でも(打球初速が)100マイル(161キロ)を超えていましたし、アウトになったからといって、満足できるような内容ではなかった。本当にこういう打線をどうやって対応していくかが今後の大きな目標になった」
千賀はメッツと5年契約を結んでいる(一定の条件を満たせば3年後に契約破棄条項あり)。地区優勝、そしてワールドシリーズ制覇を目指す上で同リーグ同地区のブレーブスは、避けては通れないライバルだ。アクーニャ(打率・337、26本塁打、55盗塁)、ライリー(打率・280、28本塁打)、オルソン(43本塁打、107打点※成績はいずれも8月14日終了時点)らメジャーを代表するスラッガーがラインアップに名を連ねる。この強打者たちとの対決が、千賀自身がレベルアップをするためのモチベーションを高め、技術を磨く目的になる。
チームの勝利、自身が手にした9勝目の喜び以上の何かを感じさせる充実した表情だった。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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