【ハイライト動画あり】注目の好投手によるハイレベルな投手戦。仙台大学がタイブレークで桐蔭横浜大学に勝利。全日本大学野球選手権1回戦

桐蔭横浜大学 vs. 仙台大学

6月5日に開幕した第72回全日本大学野球選手権大会は本日が2日目。神宮球場の第1試合は3回目の出場となる仙台大学（仙台六大学野球連盟）と、8回目の出場となる桐蔭横浜大学（神奈川大学野球連盟）の対戦だった。

佐藤幻瑛（仙台大学）、古謝樹（桐蔭横浜大学）はいずれも大会前から注目されていた好投手。神宮球場のスピードガンで1年生右腕の佐藤が152キロ、4年生左腕の古謝は153キロを計測するなど、立ち上がりから高レベルな投手戦が続いた。

桐蔭横浜大学が6回裏に一死1・2塁のチャンスを迎えると、ここで佐藤は降板。しかし、仙台大学は後続の樫本旺亮、ジャクソン海がピンチを抑え、試合は0-0のまま終盤3イニングに入る。好投の古謝がピンチを迎えたのは9回表。仙台大学は一死2・3塁のチャンスを迎えたが、内野ゴロで二死1・3塁に。この場面でバッテリーエラーが起こり、三塁走者が本塁に突入する。しかし、素早いバックアップで刺されて先制を逃した。

試合は10回から「無死1・2塁」で攻撃がスタートするタイブレークに突入。先攻の仙台大学は下位打線からの攻撃だったが、一死2・3塁から代打攻勢で勝負を懸ける。一死満塁から代打・高田直輝がライトに犠牲フライを放ち、さらに1番・川島優がショート前にタイムリー安打。2番打者が死球で出塁し、二死満塁となったところで、古謝はついに降板する。

仙台大学はさらに3番・辻本倫太郎が二塁強襲のタイムリー安打を放ち、この回4得点。10回裏は4番手の川和田悠太が1失点で抑え、仙台大学が投手戦を制した。

◆試合結果　※延長10回タイブレーク
仙台大学｜0 0 0 0 0 0 0 0 0 4｜4
桐蔭横浜｜0 0 0 0 0 0 0 0 0 1｜1

◆投手
・仙台大学：佐藤幻瑛、樫本旺亮、○ジャクソン海、川和田悠太
・桐蔭横浜：●古謝　樹、薮野哲也


文：大島和人