人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
明治大学は戦後初のリーグ3連覇
「85年ぶり」「戦後初」―――。聞き慣れない枕言葉の数々はリーグ戦3連覇という偉業の価値を引き立てる。今季圧倒的な強さで東京六大学を制した明治大学。対戦した全チームから勝ち点を挙げ、さらにチーム打率・防御率はともにリーグ首位と他大学を全く寄せ付けなかった。
「個の力が強いのが今年のチーム」と話すのは今季7試合に登板し、胴上げ投手にもなった蒔田稔投手(商4=九州学院)。昨年度以上に個々の能力が際立つ圧巻の完全優勝は、黄金期の到来を予感させた。
攻撃のバリエーションが増えたことは今季の勝因の1つ。春・秋のリーグ戦を連覇した昨年度は、今年度も引き続き中軸に座る宗山塁内野手(商3=広陵)、上田希由翔主将(国際4=愛産大三河)の『MU砲』が好調で、打点を量産した。この2人へのマークが厳しくなる中、新たな「個」を発揮して見せたのが飯森太慈外野手(政経3=佼成学園)だ。
指定校推薦入学からレギュラーにまではい上がったこの男、最大の武器は驚異的な脚力。今季明大が記録したリーグトップの15盗塁の内、約半数となる7は飯森によるものだった。飯森というプレイヤーそのものが戦術へと昇華した印象的な試合がある。開幕戦の東京大学1回戦だ。
1点を追う8回裏。投手横への平凡なゴロを内野安打にして見せた先頭の飯森は続く3番・宗山の打席で、すかさず初球からスタート。勝利がちらつく相手バッテリーの動揺を誘った。捕手の送球がそれる間に3塁へ進塁。その後の暴投で本塁へ生還した。同点とした明大はその後10回裏に犠飛でサヨナラ勝利を収めた。
課題だった非力な打撃も今季は大幅に改善。昨季の打率.225に対し、今季は.426と飛躍を遂げ、首位打者のタイトルを獲得した。「まずは強く振ること。がむしゃらにプレーし続けた結果」(飯森)。持ち前の走力に打力を加えた新たな2番打者像『戦術飯森』の誕生は優勝への大きなエンジンとなった。三振数の増加は課題として残るものの、安易に小技に頼らず勇敢に強い打球を追い求めた飯森。かつての非力な走り屋の姿はもうそこにはない。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 広島(04/27)
4月27日 午後1:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 阪神(04/30)
4月30日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 横浜DeNA(04/29)
4月29日 午後1:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 広島(04/28)
4月28日 午後1:25〜
-
【限定】J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 巨人(04/21)
4月21日 午後1:25〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 横浜DeNA(04/30)
4月30日 午後5:55〜
-
【限定】J SPORTS STADIUM2024 横浜DeNA vs. 巨人(04/26)
4月26日 午後5:20〜
-
【限定】J SPORTS STADIUM2024 横浜DeNA vs. 阪神(04/24)
4月24日 午後5:20〜
J SPORTSで
野球を応援しよう!