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野球 コラム 2023年2月11日

【楽天好き】2月11日は野村克也さんの命日。薫陶を受けたノムさん番による『野村克也は東北で幸せだったのか』を読んで

野球好きコラム by 松山 ようこ
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2月11日は野村克也さんの命日

2月11日はノムさんこと野村克也氏の命日。今季のキャンプは、ドラフト1位ルーキーの荘司康誠を見ると、ノムさんが楽天で着けていた背番号「19」が眩しく映る。しかも、野村ヤクルト黄金時代の教え子である石井一久氏が監督としてチームを率いていて、同じく野村ヤクルトでエースだった川崎憲次郎さんが先日までJ SPORTS中継の解説をしていた。

いつになくノムさんを思い出していると中継の生インタビューで、新加入した阿部寿樹が内外野の守備について「少しずつうまくなれたらいいなと」と話したことに、川崎さんが感心して、こんなことを言った。

「阿部選手の姿勢はすばらしいですね。ほんと、野村監督も常に言ってたんですよ。『向上心がねえやつはだめだ』『(向上心がないと)それでお前らは終わっちゃうんだぞ』ってね。だから、野村さんも80いくつになっても、常に向上心を持っていらした。僕らもずっと言われ続けてきたから、よく胸に刻んでいることです」。

「野村野球とは人間形成」というが、今もこうして薫陶を受けた人たちが、野球界を盛りたてているのだと再認識した。思えば私自身が楽天に注目するようになったのもノムさんがいたから。味わい深い「ボヤキ」が連日話題になったことが思い出されるが、ノムさんのおかげで野球が好きになったり、楽天ファンになったりした人は多いだろう。

「野村克也は東北で幸せだったのか」

縁あって2015年から折々で取材をさせてもらっているが、その時に知り合いになった河北新報の記者である金野正之さんが先月末に『野村克也は東北で幸せだったのか』(徳間書店)を出版された。

タイトルが少し衝撃的だが、2007年から2009年までノムさん番を務めた金野さんが、敬愛するノムさんを軽妙な筆致で生き生きと蘇らせていて、簡潔でエッセイを読むように楽しめる。金野さんが「ノムさんに感謝してくださいませんか?」という粋な手紙とともに献本してくれたのだが、思わず、一気読みしてしまった。

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