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広島好きコラム
前回に続いてキャッチフレーズの歴史。今回は激動の?2000年代を振り返ってみましょう。
ミレニアムの年、達川晃豊(当時)監督の2年目のシーズンとなった2000年のキャッチフレーズは『START FROM ZEROZERO』。1983年に使用したフレーズに、20000年代への突入を表現したものでした。ちなみに達川体制1年目の前年は『YES,WE CAN-俺たちはやれる-』と、どこかで聞いたような言葉ですが、かの大統領がこのフレーズを流行らせたのは2008年で、カープは10年近く前に先取りしていたわけです。
世紀が変わった2001年、「ミスター赤ヘル」再登板となったシーズンは、『Red Attack〜攻めろ!』。翌年も、『Red Power〜燃えろ!』と、チームカラーを全面に押し出したキャッチフレーズとなりましたが、結果は4、5位とBクラス脱出はならず。
ちなみに2001年は「勝率ではなく、勝利数順で順位を決定」という特殊なルールが採用された年で、カープは3位のベイスターズよりも高い勝率(カープ68勝65敗7分、勝率.511。ベイスターズ69勝67敗4分、勝率.507。)を記録しながら、マイナス0.5ゲーム差で4位となり、Aクラスを逃しています。
2004年には山本政権でリーグ優勝を果たした1991年と同じ『WILL TO VICTORY(勝利への意欲)』を採用するも5位。そして、2005年は『REBORN TO WIN-赤ヘル再生-』 と、まさに背水の陣で挑みましたが、結果はなんと1974年以来の最下位で山本監督は退陣となりました。
そして2005年オフ、「夢をもう一度」とばかりに、球団が初優勝の基盤を作ったジョー・ルーツ以来となる外国人監督として白羽を立てたのが、マーティー・ブラウンでした。1992年から3年間カープでプレーし、引退後はマイナーリーグで最優秀監督賞を受賞。その実績を買われて就任したブラウンが採用したのが『ALL IN』。
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