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横浜DeNAベイスターズ
恐れていたことが現実になってしまいました。新型コロナウイルス感染者続出により、7日の阪神戦と8日からの中日3連戦、計4試合が中止となりました。
ことの始まりは6日、試合開始直後にベイスターズ広報部から柴田竜拓が陽性判定を受けたというプレスリリースが届きました。翌7日には戸柱恭孝、牧秀悟、倉本寿彦、山下幸輝と斎藤隆コーチ、チームスタッフ1名が陽性判定で当日の試合中止が決定。さらに同日夜に濱口遥大、神里和毅、チームスタッフ2名が陽性判定というリリースも届き、8日の午後には砂田毅樹と楠本泰史、チームスタッフ2名が陽性で、中日3連戦の中止が決まりました。
クラスターの流れは止まらず、10日の午前中には山崎康晃が陽性判定、夕方には7日の発表で濃厚接触者の疑いとなっていた桑原将志とチームスタッフ1名の陽性判定が発表されています。開幕3連敗から勝率を5割に戻し、きっかけをつかみ始めた矢先のこの異常事態は、残念としか言いようがありません。
チームに暗雲が立ち込めた1週間となっていましたが、1試合でもゲームがあれば“いいとこ”を探すのがこのコラム。週明けの甲子園での2試合を振り返っていきましょう。
◆4月5日(火)阪神戦(甲子園)●0-4
先発のロメロが序盤で失点し、打線は阪神先発・西勇輝の前に今季初の完封負けと投打ともに振るわなかった試合で、1人気を吐いたのが楠本泰史。2番・ライトでスタメン出場してチーム唯一のマルチ安打を記録し、守備でも西勇輝のファウルフライと糸井嘉男のあわや本塁打の当たりをいずれもフェンスに激突しながらキャッチする好プレーを披露した。投手では2番手以降の砂田毅樹、入江大生、田中健二朗、伊勢大夢が1イニングずつを無失点と好投した。
◆4月6日(水)阪神戦(甲子園)○6-1
息詰まる投手戦の末、延長12回のロングゲームを制したこの試合。完封負け寸前の9回2死、カウント3-2と追い込まれ、スタンドからは「あと1球」コールに代わるメガホンが打ち鳴らされる中、起死回生の同点タイムリーを放ったのが4番の牧秀悟だった。
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