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野球 コラム 2021年12月6日

MLBロックアウト、予断は許さぬが最悪の事態には至らない、と考えられる理由

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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もっとも、双方の交渉のトップであるMLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー、選手組合のトニー・クラーク専務理事とも、メンツがある。コミッショナーは経営者たちの支持を失いたくないし、クラークもこれまで「弱腰」と揶揄され続けていた。ここで、最初から歩み寄る姿勢を見せることはできない。しかし、両者とも保身のために、安易な妥協以上に避けねばならないのは、交渉をまとめ上げることができず公式戦が部分的にせよ、流れてしまうことだ。

個人的には、ロックアウトが開幕予定時期まで続くとは思えないが、まずは2月中旬のスプリングトレーニング開始時期がひとつの目安だろう。キャンプは選手にとっての準備期間である以上に、大きなビジネスだ。フロリダ、アリゾナ両州に全米から観光客が訪れる。メジャーのキャンプは最初の1週間以外は連日、試合、試合、試合だ。試合を行えば、球団も選手も(そして地元経済も)潤う。2月中旬は、両者の歩み寄りが可視化される候補時期だろう。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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