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打線が上向きのアストロズが王手。打線が下降気味のレッドソックスは崖っぷち。ア・リーグ チャンピオンシップシリーズ第6戦展望
MLBコラム by J SPORTS 編集部アストロズが王手でホームへ帰還
アメリカン・リーグ優勝決定シリーズは、近年ポストシーズンの常連となっているアストロズの地力が、レッドソックスの勢いを完全に凌駕する展開となってきた。
ボストンのフェンウェイパークで行われた同シリーズ第5戦は、アストロズが9-1で大勝し、敵地での2連勝で3勝2敗とワールドシリーズ進出に王手をかけて、本拠地ミニッツメイドパークへ戻ることとなった。
アストロズは8回を投げ抜いたバルデスの好投により、この試合でブルペンの負担を最小限に抑えることに成功したため、投手陣を万全の状態に整えた上で、中1日で迎えるヒューストンでの第6戦に臨むことができる。
なお、現時点では、勝てば2年振りのリーグ王者となるアストロズの第6戦の先発投手は未発表となっているが、『MLB.com』はルーキー右腕のルイス・ガルシアの先発登板を予想している。
一方、レッドソックスは第2戦からの2試合で3本の満塁弾を放つなど、破格の爆発力を見せていた打線が、ここ2試合で意気消沈しているのが気掛かりなところ。ボストンは2連勝した第2戦と第3戦では、2試合で合計21-8と、完全にアストロズに打ち勝っていたものの、本拠地2連敗を喫したここ2試合は、逆に合計3-18と一方的なスコアになっている。
このシリーズでは先発投手がことごとくレッドソックス打線に料理されてきたアストロズだったが、この試合ではこれまでと真逆の試合運びを見せ、先発のフランバー・バルデスが8回1失点と圧巻のパフォーマンスでチームに大きな勝利をもたらした。
唯一、ラファエル・デバースのみ、第5戦でも本塁打を放つなど、好調をキープしているが、敵地での残り2戦で2連勝を果たす上で、キケ・ヘルナンデス、カイル・シュワーバー、J.D・マルティネス、そしてジョク・ピーダーソンといった主要選手のバットに快音が戻る必要があるのは言うまでもない。
レッドソックスは後がなくなった第6戦では、今季ポストシーズン2勝のネイサン・イオバルディが先発マウンドに上がることになるが、ブルペンを含め、レッドソックスの守備で鍵となるのは、二死とした後のイニングの締め括り方だ。
レッドソックスはここ2試合で、二死から多くの失点を喫しており、その幾つかは勝負の流れを決定付ける点となっている。これは、このポストシーズンの得点の66%を二死から取っているアストロズの勝負強さを讃えるべきかもしれないが(62点中、41点を二死から得点)、レッドソックスが生き残るには、イニング最後の一死を巡る攻防の勝負強さでアストロズを上回る必要がある。
ちなみに、『MLB.com』によると、「ア・リーグ チャンピオンシップシリーズが第6戦以降へもつれこむのは、ベスト・オブ・セブン方式が導入された1985年以降、21度目のことであり、シリーズ2勝2敗から第5戦で勝利したチームは、第5戦で敗れながらも第6戦と第7戦でヤンキースを破ってペナントを勝ち取った2017年のアストロズという例外を除き、全てワールドシリーズに進出している」とのこと。
J SPORTS 編集部
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