人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2021年10月12日

【横浜好き】今シーズン最後の6連戦は3勝3敗。「週刊ベイスターズいいとこどり」10月5日~10日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

最下位争いとなった中日との3連戦は、初戦先発の上茶谷大河が初回に2点を失ったが、7回3失点の好投で遅ればせながらの今季初勝利をマーク。8回はピープルズ、9回は三嶋一輝が無失点に抑えた。

14安打9得点と久々に爆発した打線は、佐野恵太が反撃の口火を切るソロ、勝敗を決定付ける満塁弾の2打席連続本塁打で5打点。3四球を選んだ桑原は押し出し四球と、2ラン本塁打で3打点をマークした。

4番の牧が猛打賞を超える4安打の大当たり。ソトが試合を振り出しに戻すタイムリー二塁打を放った。8番・ショートでスタメン出場した知野直人は2安打を記録し、守備でも三遊間の当たりを好捕して上茶谷を救った。

日替わり守護神の伊勢大夢がリードを守れず逆転負けを喫した第2戦は、先発した京山将弥が7回101球を投げて被安打5、6奪三振で無失点と文句なしの投球を見せたが、リリーフ陣が打たれた。

攻撃陣はスタメン出場の楠本泰史がタイムリー安打など、全得点となる2打点。代打で登場した神里和毅が今季20安打目となる二塁打を放つなど、散発的に安打は出たが、佐野、ソトが無安打でブレーキとなった。

中日が10安打、ベイスターズが9安打を記録するも、最少スコアで試合が進んだ第3戦は、途中出場した柴田竜拓の犠牲フライでサヨナラ勝ち。先発した今永昇太が7回を投げて内野ゴロの間の1失点のみと好投し、8回はエスコバー、9回は三嶋が無失点と開幕時からの勝ちパターンの継投で勝ち星を手にした。

ライト前にしぶとく落ちる同点打を放ったソトは2四球を選び、4打席中3打席で出塁。桑原、佐野がマルチ安打を記録し、この日も安打を放った今永は打率.286と野手並みの数字を残している。

3連勝なら最下位脱出だった中日3連戦だが、1つ負けたことで結果的にいいことがあった。11日に開催された今年度のドラフト会議では、2巡目以降のウエーバー順が10日時点での順位で決定するため、セ・リーグ最下位のベイスターズが1番目に指名できることになった。

ちなみに昨年の2位指名は、新人王に向けて安打を積み重ねている牧。今年もこの災い転じた福を生かすことができるか。どんな状況であっても、悪いことばかりではない。ペナントレースは残り10試合。いいことがあると信じて、ただがむしゃらに最後まで走り続けていきましょう。

◆先週のベイスターズ

5日(火)● 2-5 阪神
6日(水)● 0-2 阪神
7日(木)◯ 4-3 阪神
8日(金)◯ 9-3 中日
9日(土)● 2-4 中日
10日(日)◯ 2-1 中日

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ