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今季9敗目
マリナーズの菊池雄星は現地9月18日(日本時間19日)、今季8勝目を期して敵地カウフマンスタジアムでのロイヤルズ戦に先発登板するも、3回8安打3失点と役目を果たせず今季9敗目を喫した。
『MLB.com』は同日付で「ワイルドカードを追い求めるなか、キクチとマリナーズがつまずく」と題した記事を掲載し、その副題で「シアトル打線のバットは、左腕の厳しい3イニングの乱調を覆せず」と試合内容を要約した。
記事ではこの日の左腕のパフォーマンスについて、「マリナーズ先発のユウセイ・キクチは、序盤から制球に激しく悪戦苦闘し、わずか3回しか持たず、8安打3失点を喫した」とした。
さらに、「彼は初回にワイルドピッチを3度投げ、これにより先頭打者安打で出塁したウィット・メリフィールドのダイヤモンド1周を許したのだが、彼が1イニングに3度以上ワイルドピッチをしたのは、今回がキャリア2回目であり、前回は丁度1年前のパドレス戦のことだった」と、1イニング3暴投と、制球に苦しんだ菊池の立ち上がりをクローズアップした。
記事によるとマリナーズを率いるスコット・サービス監督は試合後、菊池について「私は常に、先発投手が如何にして試合の流れを作るかについて話している。彼が今夜、立ち上がりからどの球種も制球力が皆無だったのは、確かに試練だった」と話したとのこと。
また、初回の3暴投について記事では、「サービス監督は、ワイルドピッチのうちの1つは、捕手のトム・マーフィーとの間でのサインの行き違いによるものだったと述べたが、制球を欠いたことに弁解の余地はなかった」とした。
その上で、「確かに、我々には二塁に走者がいた際、サインに混乱があった。ただ、それ以外では、コースを外した投球がかなり悪かった。(中略)あそこまで初回が悪かったので、何とか持ち直し、彼をリズムに乗せ、試合のテンポを取り戻そうとしたが、それができなかった」とのサービス監督のコメントを掲載した。
マリナーズでは菊池を含め、過去に7人の投手が1イニング3暴投以上を記録しており、記事によると、菊池以外ではこれまで、R.D.ディッキー(2008年8月17日)、ジェイムズ・パクストン(2016年7月15日)、ロブ・ラスムッセン(2015年9月7日)、ケン・クラウド(1999年6月12日)、ジェフ・ファセロ(1997年5月30日)、そしてゲイロード・ペリー(1982年4月9日)がそのリストに名を連ねているとのことだ。
J SPORTS 編集部
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