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エンジェルスの大谷翔平は現地6月11日(日本時間12日)、インターリーグとなった敵地でのダイアモンドバックス戦に、2番・投手で先発出場すると、投手としては5回5安打2失点5奪三振と好投、打者としては4打数2安打1打点1得点と活躍した。
【 #エンゼルス 】先発登板した #大谷翔平 は5回2失点8奪三振で試合を作り、打っては2安打1打点!!降板後にライトの守備にもついています#日本人選手情報 pic.twitter.com/K9UiXuSnp8
— MLB Japan (@MLBJapan) June 12, 2021
大谷は勝ち投手の権利を得て、6回は右翼の守備についたが、救援投手が同点とされたため、勝敗はつかなかった。試合は延長の末、エンジェルスが6-5で勝利し、連勝を今季最長の4に伸ばした。
地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に「ショウヘイ・オオタニはエンジェルスによる延長10回の勝利で投打に活躍」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニは色々なことが起こった試合で色々なことをやった」と伝えた。
記事では、二刀流スターが第2打席で自打球を右膝に痛打したことについて触れ、「オオタニは5回のうち3回を、自打球を右膝に当てた後に投げたが、それでもピンチを切り抜ける際、必要に応じて球速を99.6マイル(約160.3キロ)に上げることができた」とした。
さらに打撃面では、「彼は二塁打を2本打ったが、1本目はエンジェルスが3得点した3回の一部として打ち、もう1本は(次の回で)打席に立つため右翼へ移った後に打った」と伝えた。
投げて打って守った大谷
記事によると、試合後、ジョー・マドン監督は大谷について、「彼はいつでも、自分自身のしていることを完全に把握している。彼は、高い洞察力を持った素晴らしいアスリートだ」とコメント。
そして、「彼は重要な局面で、ギアを上げてよりタフになる。そして、今夜も打撃が良かった。もう1回打席に立たせるため、(右翼として)試合に残したら、右中間を真っ二つさ。ショウヘイにとって、とても見事な夜だった」と称賛したとのこと。
なお、『MLB.com』が同日付で掲載したスタッツ系の記事によると、2番・投手としてこの試合に出場した大谷は、「少なくとも1901年以降では、ナショナル・リーグの球場にて、上位打線(打順のトップ4)で出場した初の先発投手になった」とのこと。
また、第2打席で投手として二塁打を打ち、第4打席に右翼手として二塁打を打っているが、記事によると、「同じ試合で投手としても右翼手としても長打を打ったのは、クリーブランドのロッキー・コラビト(1958年8月13日)以来」とのこと。
ちなみに大谷はこの試合で、失点につながるかなり不可解なボークを1イニングに2回宣告されているが、1試合に複数回ボークを宣告された投手が複数回長打を打ったのも、あるいはかなり歴史的なことなのではなかろうか。
何はともあれ、大谷による歴史的な記録はエンドレスの模様である。
J SPORTS 編集部
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