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野球 コラム 2021年6月7日

【ハイライト動画あり】気迫あふれる投手戦 上武大学 vs. 西日本工業大学 全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 岩瀬 孝文
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ともに絶対的エースの登場だった。
初日、1回戦の神宮球場には強豪の上武大(関甲新)と決定戦を制して出場を決めた西日本工大(九州北部)が激突した。

隅田投手(西日本工大)

加藤投手(上武大)

関東の雄上武大は右腕加藤投手(至学館)がバランスの良い体格から149km超えの速球で押しまくる。
そしてプロ野球スカウトが大挙スタンドから目を凝らす逸材の左腕、隅田投手(波佐見)である。
加藤投手は直球で押して、中盤からスライダーとカーブを織り交ぜ、小気味良いまま三振を取っていく。

ブライト選手(上武大)

キレがあるボールを投げ込む隅田投手は、終盤には146kmを記録、しかもパームボール気味の落ちる球を駆使して連打を許さず。与えた得点は4番ブライトへのソロホームランのみという快投だ。

完全なる投手戦は、照りつける太陽と湿気を帯びたうだる弱風、それこそじりじりとした試合展開で進んだ。
後半には、2塁までランナーを進めた西日本工大ではあった。
「1点取られてもいいから、バッターで勝負しよう、バッターで!」
そこでセンターを守るブライト外野手がマウンドにいる加藤投手に大声で叫んだ。
また、抜群のリードをみせていた進藤捕手(筑陽学園)が言う。
「加藤さん、厳しくいきましょう」
目の前と背後から、攻めていこうという気持ちが込められた激励が浴びせかけられる。これで加藤投手が燃えないわけはない。
再びうなりを上げ出した剛球は、打者の胸元をえぐり、さらに外へ逃げていくスライダーで凡打に抑える。
いままでの丸刈りで厳格な野球の上武大とは異質なイメージとなる、選手全員から明るい声が出てチームを盛り上げていく野球。それは、たとえ1点であろうがそれを力強く守り抜く、その粋(すい)に長じていた。

全日本大学野球選手権2021

【ハイライト】上武大学 vs. 西日本工業大学

じつにきびきびとした投手戦が繰り広げられた初日の神宮球場。
全日本大学野球選手権が2年ぶりに戻ってきた、それを祝ってくれるような好試合だ。

上武大 谷口監督

「この接戦をものにしたことは大きいですね。ひとえに選手達の自信につながります。次は桜美林大ですか、ともあれ一戦一戦を大切に戦っていきます」
ベテランの谷口監督は、選手を褒めながらも、しっかりとした口調でそう応えた。

上武大はこの投手戦をものにして、一躍、優勝へと気迫に満ち、進撃を始めた。

文:岩瀬 孝文

岩瀬 孝文

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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