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左から桑原、佐野、牧
4カード連続勝ち越しのかかった試合中にスタジアムで火災が発生するなど、文字通り(?)熱い戦いを繰り広げた先週のベイスターズ。惜しくも試合には敗れ、2週連続の週間勝ち越しは逃したが、首位を快走する阪神を相手に一歩も引かない好ゲームを展開した。
バンテリンドームの中日戦と横浜スタジアムの阪神戦、2つの“鬼門”で3勝3敗の五分の成績に終わった5月第2週の『週刊ベイスターズいいとこどり』。今週もいきましょう。
息詰まる投手戦となった中日との初戦では、今季初登板となった先発のピープルズが、6回無失点と文句なしの投球。ピープルズは攻撃でも3回に相手エラーで出塁し、オースティンの内野ゴロの間に先制点となるホームを踏んだ。
後を継いだリリーフ陣は、7回のエスコバーが2奪三振で三者凡退。8回の山崎康晃は4月4日以来となる失点で1点を奪われたが、最終回は三嶋一輝がクリーンアップを抑えて試合を締めくくった。野手では佐野恵太が6回に貴重な追加点となる3号ソロ本塁打を右中間スタンドへ高々と打ち上げた。
前日とは一転して両チーム合わせて20安打の打撃戦となった第2戦では、昨年の沢村賞左腕の大野雄大から、佐野が2試合連続本塁打を含むマルチ安打。リードオフマンの桑原将司も2安打、ソトが今季3号となる3ラン本塁打を放った。
3カード連続勝ち越しをかけた第3戦は、先発した濱口遥大が緩急自在の投球で6回まで8つの三振を奪って無失点。7回以降はエスコバー、山崎、三嶋の“勝利の方程式”が中日に反撃を許さなかった。0-0の5回には佐野が好返球で本塁封殺し、相手の先制点を阻んだ。
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