有原航平、週末のマウンド復帰を目指す

週末の復帰を目指す有原

前回予定されていた先発登板を回避したレンジャーズの有原航平が、今週末のマウンド復帰を目指して調整している模様である。

『MLB.com』でレンジャーズを担当するケネディ・ランドリー記者は、現地6日付で投稿した記事の冒頭で、「右手中指の皮膚硬結のため水曜に予定されていた先発を回避したレンジャーズの右腕コウヘイ・アリハラは、週末のマウンド復帰を目指している」とした。

その上で、「アリハラはレンジャーズがミネソタを去る前に、木曜にブルペンセッションで投げる予定が組まれ、それが上首尾に終われば、彼は暫定的ながら土曜のマリナーズ戦で先発することとなった」と伝えた。

記事では、有原がシーズン開幕序盤に先発した4試合で20回1/3を投げ、防御率2.21で2勝1敗としながらも、直近2試合では連続して3回を持たずに降板し、現地4月30日のレッドソックス戦で4被弾したことに触れた。

その上で、「ウッドワード監督は皮膚硬結がアリハラの悪戦苦闘の原因になった可能性が高いと述べており、球団は彼がマウンドへ復帰する前に100％の状態になることを望んでいる」と報じている。

右腕の状況について、レンジャーズのクリス・ウッドワード監督は、「（アリハラは）投球の問題は全て良くなったし、万事調子良いと言っていた」と述べたとのこと。

また、記事によるとブレンダン・サガラ投手コーチは、「スタッフはアリハラがシーズン序盤と同様の投手となり、今後は大いに貢献する選手になると言っている」と述べたとのこと。

さらにサガラ投手コーチは有原について、「彼はかなり上昇志向を持っている。日本で実績を残した彼は、こっちでさらに良い投手であることを証明したがってさえいる」。

「我々は彼の幾つかの球種について、手助けをすることができたし、我々は彼と共に、投球アプローチについて良い話し合いをすることができた。それに彼は自身の仕事について、かなり聡明なんだ。物事の取り組み方について、彼はとても勤勉で賢いんだ」と述べたとのこと。

ここは、上々のMLBデビューを飾った右腕の復調に期待したいところだ。