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3試合とも1点差での決着
第91回都市対抗野球大会は26日(木)で大会5日目。4日目に続けて接戦が続き、全試合が1点差で決着した。
○ホンダ熊本(大津町) 6-5 日本通運(さいたま市)●
日本通運 |0 0 0 0 2 0 0 0 1 2 |5
ホンダ熊本|1 0 0 1 0 0 0 0 1 3X|6
日本通運(さいたま市)とホンダ熊本(大津町)の第1試合は、今大会で初めて延長タイブレークにもつれ込んだ。
試合は終盤にもつれた。日本通運は2-2で迎えた9回表、3番・稲垣誠也が二死からレフト前タイムリー安打を放って勝ち越す。しかし、ホンダ熊本も9回裏に7番・持永健太朗が起死回生のレフト前タイムリー安打。9回を終えて3-3と決着がつかない。
10回以降は一死満塁から攻撃がはじまる「タイブレーク」の戦いとなる。日本通運は3番・稲垣誠也からの打順を選択。稲垣は押し出しの四球を選び、4番・北川利生のショートゴロでもうひとりが生還。5-3とリードを広げる。
ホンダ熊本は1番・山本卓弥からの打順を選択。山本が凡退し、2番・和田裕生もレフト線にフライを打ち上げる。ここでボールがドームの白い天井と重なるデーゲーム特有の現象が起こり、レフトが打球を見失った。タイムリー遊前安打となり、フルカウントでスタートを切っていた全走者が生還する。
ホンダ熊本が6-5と逆転サヨナラ勝ちを果たし、ホンダ勢3チームはすべて2回戦進出を果たしている。
○四国銀行(高知市) 1-0 ハナマウイ(富里市)●
ハナマウイ|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
四国銀行 |0 0 1 0 0 0 0 0 X|1
ハナマウイ(富里市)と四国銀行(高知市)の第2試合は投手戦となった。四国銀行は27歳の右腕・菊池大樹が先発。140キロ後半を計測する球威に頼らず、丁寧にコースを突き連打を許さない。
打線は3回裏無死から1番・山中大地がレフトに先制のソロ本塁打。その後はハナマウイの先発・平野暖周を打ちあぐねたが、菊池の出来を考えれば大きなリードだった。
ハナマウイは7回表二死2塁から7番・大友潤がレフト前にヒットを放つ。しかし、二塁走者の本塁突入は返球に刺されて追いつけない。四国銀行が1-0で初出場のハナマウイを下し、都市対抗通算2勝目を挙げている。
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