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前半戦は苦戦した秋山
シンシナティ・レッズの秋山翔吾は、60試合に短縮されたメジャーリーグの2020年シーズンにあって、これまでのところ打撃面では期待通りの結果を残せているとは言えず、シーズン前半戦は打席で生産性を上げるのに苦しみを見せた。
しかし、そんな秋山も次第にメジャーの水に慣れてきたのか、ここへきて、打席にて“らしさ”を見せる場面を増やしている。
現地ニュースサイトの『Cincinnati.com』は、現地10日付で「ショウゴ・アキヤマが打席で改善を見せている」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「シンシナティ・レッズがもう1人の左打者である外野手のブライアン・グッドウィンをトレードで獲得したことは、恐らくショウゴ・アキヤマにとって警鐘としての役割を果たしたようだ」とコメント。
そして、今季これまでの秋山について「彼は打撃成績を打率.186/出塁率.271/長打率.233(現地9日時点)とし、球団がこのオフシーズンに彼と3年契約を結んだ際の期待を大きく下回っている」と指摘。
その上で、「アキヤマが今すぐにでも打ち始めないようであれば、特にニック・センゼルによるケガ人リストからの復帰が近づいていることもあり、彼の出場機会は減少するだろう」と、現在の秋山の置かれた立場を伝えた。
目下、秋山が調子を上げていることの裏付けとして、「この木曜を迎える時点で、アキヤマは直近10試合の出塁率を.483としており、29打席で8安打4四球を記録している」とここ最近の出塁率の高さについて言及。
「これが警鐘によるものなのか、あるいは単にアキヤマが新しいリーグに適応するのに時間を必要としていたのかは分からないが、ここ数週間、彼はレッズが思い描いていた通りの選手となっている」とした。
また、記事によるとデビッド・ベル監督は、調子を上げている秋山について、「彼は自信を高めている。表情が違うんだ。彼は感じ始めたのだと思う」。
「彼はこの先、何年もこの球団でプレーする選手であり、今はまだその1ヶ月ちょっとしか経っておらず、実際よりも長く感じられるが、そう考えてみると、彼の適応はかなり早いものだった」と述べたとのこと。
日本随一のリードオフマンが、遂に野球の本場で本領を発揮しつつあるようだ。
J SPORTS 編集部
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